2020年11月19日-22日に最終戦として開催。10年ぶりにWRCが戻ってくることに
一度は「ほぼ決まり」と報道されながら2019年は見送りとなった世界ラリー選手権(WRC)日本ラウンドだが、再度の申請が通り2020年秋の開催が決定。FIAの世界モータースポーツ協議会で承認され、2010年の北海道開催以来10年ぶりに「Rally Japan」が戻ってくることになった。
暫定カレンダーによると全14戦の最終戦とされ、開催日程は2020年11月19日-22日を予定。すべて北海道で開催された従来のRally Japanに対し、2020年は愛知県および岐阜県が舞台となる。メイン会場は愛知県長久手市の愛・地球博記念公園(通称モリコロパーク)となる予定で、日本のほぼ真ん中での開催だけに多くの人が来場および観戦しやすいWRCとなりそうだ。
開催決定を受けて愛知県の大村秀章知事やトヨタ自動車の社長でありガズーレーシング・ワールドラリーチーム総代表の豊田章男氏もコメントを寄せて歓迎の意を表明。また、同じ地域では今年11月9-10日にはWRCのテストイベントとしてセントラルラリー・愛知/岐阜2019も開催され、準備が進められる。Rally Japan本戦開催まで1年程度と時間はあまりないが、招致に尽力したWRC日本ラウンド招致準備委員会をはじめ、体制は整いつつある。周囲の協力により、 WRC最終戦にふさわしい大会となるように祈りたい。