91%を獲得した「子供乗員保護性能」の高さが際立つ
スバルは12月6日、先般公表されたユーロNCAP衝突安全性試験で新型「フォレスター」が、最高評価の5つ星を獲得したことを発表した。スバル車が5つ星を獲得するのは、2017年に同試験が実施された「XV」と「インプレッサ」に続く8度目だ。
ユーロNCAPの安全性試験で最高評価となる5つ星を獲得するには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子供(幼児・児童)乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で60%以上、「安全補助装置」で50%以上という4項目をすべてクリアしなければならない。
新型フォレスターの試験車両は、日本仕様には設定のない2Lガソリンエンジン搭載車「2.0i-Lアイサイト」だったのだが、その結果は「成人乗員保護性能」で97%、「子供乗員保護性能」で91%、「歩行者保護性能」で80%、「安全補助装置」で78%。すべての項目で基準を上回り、総合5つ星を獲得した。とくに91%の評価を得た「子供乗員保護性能」では、前面衝突試験と側面衝突試験においてすべての重要部位に対する保護性能が最高評価を獲得している。
ちなみに、先ごろ本サイトでもお伝えしたマツダの新型SUV「CX-30」の同試験結果は、順に99%、86%、80%、77%で、こちらも最高評価の5つ星を獲得している。フォレスターと比べると、「成人乗員保護性能」ではCX-30が、「子供乗員保護性能」ではフォレスターの数値が高く、それ以外の試験ではほぼ同水準。両車ともに、衝突安全性に関しては高水準であることが実証された。