プラグインHV仕様は「7シリーズ」と同じくエンジンが6気筒化
BMWのアッパーミドルワゴン、「5シリーズ・ツーリング」のLCI(Life Cycle Impulse)=改良モデルを、これまでで最もカモフラージュが軽い状態でキャッチした。カメラの前に現れた開発車両は、フロントマスクがほぼ露出。新グラフィックのLEDデイタイムランニングライト、縦型のサイドエアインテークが確認できる。一方、注目のキドニーグリルは大型化されず現行型とほぼ同サイズの模様。しかし形状はエッジの増えた新意匠で、現行型より重厚なイメージが演出されているようだ。また、テールライト回りはフロントより艤装が入念だが、若干天地が薄くリデザインされているようにも見える。
キャビン内では、12.3インチのワイドなデジタルインストルメントクラスターや大型インフォテインメントシステム用タッチスクリーンディスプレイが装備。さらに、刷新されたステアリングホイールには新しいコントロールボタンなども確認できる。
LCIの目玉は、「7シリーズ」からシステムを流用するプラグインHV仕様だ。3L直列6気筒ガソリンターボ+電気モーターなどで構成されるBMW最新のプラグインHVシステムは、7シリーズ用のそれより若干デチューン。「545e xDrive」と名乗る4WDの新グレードに搭載される模様で、システムの最高出力は375psを発揮するという。そのデビュー時期だが、2020年後半となりそうだ。