主力のパワーユニットは1L直列4気筒ターボでATは新開発!
韓国ヒュンダイの欧州Bセグメントモデル、「i20」次期型と思われるプロトタイプをキャッチ。今回は、そのインテリアの撮影にも成功した。
i20は「キア・ソウル」とプラットフォームを共有するモデルで、2008年に初代の3ドアがデビュー。2009年には、5ドアが追加されている。以降、8年に渡る世界累計生産は100万台を突破。コンパクトカーセグメントの人気モデルに成長している。
そのコックピットは、現代のトレンドに従いメーター類がデジタル化される模様。開発車両では、インパネ中央にタブレット型のインフォテインメントディスプレイが装備されていることも確認できる。また、タコメーターがアストンマーティンの一部モデルと同様に反時計回りのグラフィックを採用していることも興味深い。
センターコンソールを見下ろすと、専用画面とスマートフォンやその他のモバイル機器を接続できる2つのUSBポートや同じくデジタル表示となる空調パネルも確認。その一方、ステアリングホイール上のコントロール系は現行モデルに近い状態だが一部機能のファンクションは変更されているようだ。
現状、開発車両のエクステリアは厳重なカモフラージュが施された状態だ。しかし、新デザインのメッシュパターンを持つ六角ラジエーターグリルが確認できるほかリデザインされたLEDテールライトの一部が露出している。なお、新型ではボディサイズが拡大。その結果、特に後席フットスペースに代表される居住空間は現行モデルより向上しているようだ。
パワーユニットは最高出力100ps、最大トルク172Nmを発揮する1L直列4気筒ターボなどをラインアップ。これに新開発のATトランスミッションを組み合わせる。注目のワールドプレミアは2020年内とみられており、ライバルとしては2019年に発表された新型「トヨタ・ヤリス」を想定。WRCと同じく、市販車でもヒュンダイとトヨタは激しい戦いを繰り広げることになりそうだ。