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「BMW M8グランクーペ 8 オブ 8」BMW Mの頂点に君臨するトップ・オブ高性能ラグジュアリー

2020年の年始早々に日本上陸した1台が、世界8台限定のエクスクルーシブな「BMW M8 GRAN COUPE 8-OF-8」だ。

世界7カ国のインフルエンサーの手に渡った「BMW M8グランクーペ 8 オブ 8」

BMW MのフラッグシップスポーツであるM8のクーペ、カブリオレに続き、ラグジュアリークラスの旗手として、年内の国内ローンチが予定されている高性能4ドア・スポーツクーペの「M8グランクーペ」。昨年の北米LAオート・ショーでは、市販モデルの本格デビューに先駆けて3月から世界限定400台の生産が予定されている「ファーストエディション」がワールドプレミアされたばかりだが、そのM8グランクーペ・ファーストエディションのプレプロデュース・モデルが、ドイツ本国のBMW M GmbHで密かに8台だけ作られ、その内の1台が2020年の早々に日本上陸を果たしたのだ。

“BAYERISCHE MOTOREN WERKE”のテキストと創業当時のクラシカルなロゴを掲げ、ラグジュアリークラス復権の旗印としたいBMWは、これまでにフラッグシップサルーンである7シリーズを、LCI(ライフ・サイクル・インパルス=マイナーチェンジ)を機に大幅に洗練度をアップさせ、同ブランド初となるフルサイズSAVモデルのX7を世に送り出すなど精力的だ。そして、BMWにとって特別なモデルに与えられる「8」のシリーズを復活させるとともに、その高性能モデルにあたる「M8」を完成させたのはご存じの通り。

限定400台生産となるM8グランクーペ・ファーストエディションは、国内導入が見送られたため、この「8OF8」が当面はイメージリーダーの役割を担うこととなる。

そのトップオブ高性能ラグジュアリースポーツを担うM8グランクーペにおいて、「8OF8」と称されるこのスペシャルモデルは、世界限定400台生産のファーストエディションと同様に、最高出力625psを発揮する4.4LV型8気筒の直噴ツインターボの高性能版を搭載したM8コンペティション・グランクーペがベースとなる。

BMW GROUP TOKYO BAYで行われたセレモニーでは、クリスチャン・ヴィードマンCEOから細淵氏に記念のプレートと花束を贈呈。そのまま「8OF8」で施設内コースに出たおふたりは国内初のテストドライブに。

2018年3月のジュネーブ・ショーでワールドプレミア披露された、「BMW M8コンセプト・グランクーペ」のSal.veVert(サレーブ・ヴェール)を再現した専用スペシャルボディカラーのオーロラ・ダイヤモンドグリーン・メタリックを纏い、エンブレムやキドニーグリル、ウインドーモールド、YスポークのMライト・アロイホイールなどの随所がゴールド・ブロンズに彩られる。また、世界耐久選手権やル・マン24時間レースで活躍するコンペティションマシンのM8 GTE由来という、イエローのヘキサゴナルLEDヘッドライトを備えたレーザー・ライトも特徴的だ。

このほかエクステリアでは、Bピラーやリアのモデルバッヂにゴールドでレーザーマーキングされた「1OF8」のテキストが世界限定8台の証であり、年始早々に空輸され通関を終えたばかりのこの1台のほかの7台は、ドイツ・ミュンヘン本社のBMWWeltに展示される1台と、イギリス、アメリカ、スイス、ベルギー、ロシア、カタールで選出されたVIPやアーティスト、実業家といったインフルエンサーの手に渡ることになった。

日本を代表としてアジアで唯一の存在となった、M8グランクーペ・ファーストエディション「8OF8」を委ねられた、世界BMW評議会加盟の公認クラブ「BMW Club Japan」会長の細淵雅邦氏も、東京江東区青海のBMWブランド発信拠点、BMW GROUP TOKYO BAYで開催されたハンドオーバー・セレモニーに、BMWグループ・ジャパンのクリスチャン・ヴィードマン代表取締役とともに出席し、「単にスペシャルなモデルを所有するだけでなく、BMWの魅力を世の中に広めていくという栄誉あるミッションを担うことになります」とコメントしている。

この日本国内で唯一無二の存在となるM8グランクーペ・ファーストエディション「8OF8」は、この2月からヒルトン名古屋の会場を皮切りに、ヒルトン大阪、パレスホテル東京で開催される、BMWのラグジャリー・クラスをフィーチャーしたスペシャルイベント、「BMW BeautifulMoments(ビューティフル・モーメンツ)」などで招待客に公開されることとなる。

フォト=郡 大二郎/D.Kori BMWコンプリート 2020 WINTER Vol.74より転載
萩原充

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