「全方位運転支援システム」の採用などで満点の評価に
日産自動車は、ミニバンの「セレナ」が2019年度自動車アセスメント(JNCAP)の予防安全性能評価で満点の最高評価「ASV+++(トリプルプラス)」を獲得したと発表した。
ASV+++を獲得したセレナは、2019年8月にマイナーチェンジ。デザインを一新するとともに、360度の安全を提供する「全方位運転支援システム」を全車標準装備とするなど先進安全技術の装備を拡充させている。
ファミリーカーには不可欠な安全性能が強化された現行セレナは、それが販売面でも大きく貢献。2019年は、2018年に続き2年連続でミニバン販売台数No.1を獲得している。
セレナは、2019年度の予防安全性能評価において夜間歩行者の検知性能を向上させた「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、ハイビームアシストの進化機能である「アダプティブLEDヘッドライトシステム」、「踏み間違い衝突防止アシスト」、「インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)」、「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」などの先進安全技術を装備した車両が満点となる141.0点(141点満点中)をマーク。最高評価のASV+++を獲得し、最先端のミニバンとして安全性の高さを実証した。
自動車アセスメント(JNCAP)は、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)により自動車の安全性能を評価、公表するもの。予防安全性能評価は、2018年度から「対歩行者衝突被害軽減ブレーキ」の夜間(街灯のある条件)における評価を開始し、2019年度からは、より暗い「街灯のない条件」へと評価条件を拡大している。