特集

新型ジムニーシエラを覚醒させるハイレベルなトータルチューン【ジムニー天国2020】

良く動くサスこそ「究極の吸収、究極の踏ん張り」を実現

ハイブリッジファーストのJB74をオンロードテストに連れ出した。3インチアップのサスペンションを組み込んでいるのだが、そのコーナリングは気持ちよく楽しい。

計算しつくされた、ハイブリッジファーストの3インチアップコイルスプリングをマウントする。

丁寧に組み上げられたサスペンションは雑音を発しないし、その動きはスムースそのものだ。特にコーナリングに伴う前後のロールコントロールの巧みさが気持ちよさのポイント。JB23で磨き上げられたサスペンションアームや、コイルスプリングで構成される3インチアップサスペンションアームセットと組み合わされるFOXショックアブソーバーから成り立つ。良好な乗り心地と正確な路面トレースはこの組み合わせが生み出すものだ。

リアホーシングは車高アップに対応したトレーリングアームによってしっかり補正されている。

JB74にはナチュラルアスピレーションのK15B型DOHC16バルブVVTエンジンが搭載されているのだが、ハイブリッジファーストはエンジン内圧をコントロールし、ピストンの上下運動やクランクの回転運動に加わる抵抗を減ずるNAGバルブシュパーブフォース、マルチパルスイグニッションシステム、ジェントルマフラースマートなどでライトなチューニングを施し、パワーアップ&トルクアップを果たして気持ち良い加速を得ている。

干渉を避け効果的に動く評価の高いリーディングアーム。ショックはFOXをベースにしたHB-1stセッティング。

前後ともバンプストップを延長し、フルバンプ時の安定性の向上と、タイヤとフェンダーの干渉を防ぐ。

オフロードでも気持ちの良い走りを展開してくれる。3インチアップということでロードクリアランスは十分なものとなっているが、走破性能は3インチアップの能力以上のものがある。その走破能力はFOXショックアブソーバーと前後アーム、3インチアップのコイルが生み出す。トーヨー・オープンカントリーで達成できたバネ下重量の大幅軽減も大きく寄与している。深いモーグルの走行では、極限まで前後左右のアームを振り、ボディの水平を保ちながらギリギリに路面をグリップさせ脱出していく。

軽快な排気音のジェントルマフラースマートはエンジントルクアップにも貢献する。

車高アップにともないドライブシャフトが干渉しやすいクロスメンバーをエスケープメンバーに変更。

テストドライバー:中田和夫 ジムニー天国2020より転載
CARSMEET web編集部

AUTHOR

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事
注目の記事

RANKING