エクステリアでは、市販型のフロントバンパー形状が明らかに!
BMWが開発を進めている「X3」のピュアEVモデル、「iX3」の市販型プロトタイプが、これまでで最もカモフラージュが軽い状態でキャッチされた。
厳冬のスカンジナビアに現れた2台のプロトタイプは、市販型で採用される「BMWエアロダイナミックホイール」を初装着している。これはアルミホイールと別設計されたインサートのコンビネーションにより、エアロダイナミクス性能を引き上げるという。従来のホイール比で軽量化されているほか走行抵抗も低減、ホイールアーチ周りの空力を最適化することで航続距離が6.2マイル(10km)拡大する。このホイールはiX3だけでなく「iX5」や「i4」にも採用される予定だ。
ボディ回りでは、フロントバンパー左右にレイアウトされる縦型のエアインテークが初露出。すでに、量産体制へ準備は完了している考えていいだろう。
ピュアEVのパワートレインだが、BMWでは最新世代となる総電力量74kWhのバッテリーパックを搭載。最大出力は286ps、最大トルクは400Nmを発揮し、WLTP測定により最大で273マイル(440km)の航続距離が確認されている。
生産と販売は欧州、北米、中国で行なわれるとアナウンスされているが、中国では瀋陽に拠点を置く「Brilliance Automotive」(ブリリアンス・オートモーティブ)と協力して製造される予定だ。デビューは今年中と予告されているが、おそらくは早くて後半となるはずだ。