アウトドア愛好者が泣いて喜ぶアイディアが満載
シティユースとラフロードの走破性、アウトドアユース、おまけに負担の少ない長距離運転のしやすさを究極まで突き詰めたジムニーとは、一体どのような仕様になるのか。そんな「夢のような」デモカーを提供してくれたのは、北海道で最大級のジムニー専門店、エン・カーズ札幌だ。
代表の北村有司氏は「JSTC北海道ディビジョン」で好成績を収める実績があり、プライベートでは大の釣り愛好家。それぞれのスキルと遊び心を注ぎ込んで完成させた1台がこれだ。
ベースのJB74に、エクステリアは純正のピュアパールホワイトのボディカラーを生かしつつWALDのエアロ、バンパー、フェンダーをまとい、足元は18インチのWARHEAD。メルセデスGクラスを彷彿させる精悍なルックスは、シティユースでも目を引くこと間違いなし。オリジナルパーツをメインに使用したサスまわりは適度な柔らかさに。ワイドタイヤと共に街乗りでの快適性を生み出す一方、オフロードではしっかりトラクションがかかる絶妙のセッティングに仕上げている。
そして随所にはアウトドア愛好者が泣いて喜ぶアイディアが満載だ。ルーフキャリアの前部に取り付けられたLEDバーは、アウトドアではよく遭遇する街灯のない真っ暗闇の道・大地も昼間のように照らし出す。
カーゴスペースから助手席を覆うフラットボードがあれば、釣り竿、スノボ、汚れた道具を置いてもシートを痛めない。もちろん上にマットを敷けば車中泊にも最適だ。ロッドホルダーを支えるサイドバーは両フロントドアの真上まで延長。車中泊の際のカーテンレールも兼ねている。
BRIADのハーフバケットシートはタフレザー仕様なのでアウトドアにも最適。自ら釣りを楽しむ北村氏のアイディアの数々には脱帽だ。