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懐かしさを覚える新型ジムニーのスタイルにビルダー渾身のパーツを満載【ジムニー天国2020】

1年かけてサスペンションを熟成! 自慢のオールラウンダー

新型ジムニーの基本コンセプトは原点回帰。丸みを帯びたJB23のデザインに対して、JB64はスクエアな印象。現状、FRP製のエクステリアパーツが多く、旧規格的なスチールバンパーを装着したモデルはまだ少ない。

ショウワガレージのミニコンセットを装着し、大径タイヤ装着時の駆動ロスを対策。走りの機敏さを確保。

今回のデモカーは前後スチールバンパー仕様。オフロードイメージを強く出し、スパルタンなイメージ。タイヤはまだあまり知られていないが、ヨコハマ ジオランダーMT G003の205R16というサイズ。195R16より外径が大きく、太い。それでいて、6.50-16より少し小さいが、幅は太い。当然225/75R16より細く、外径は同等。プライレイティングは8だが、乗り心地は比較的良い。これからの定番タイヤとなれるサイズだ。

1年間熟成したサスペンション。今回は4×4エンジニアリングのビッグカントリーエキップを装着。

ルックス的には、グリルをボディ同色に塗るなど可愛い印象だが、オフでの印象はかなり可愛くない。テストフィールドとなったさなげアドベンチャーフィールドでは、走れないところがないほど良く走る。

今や定番とも言えるショウワガレージの大容量バンプラバーを装着。走りを支える性能のキモとなる。

ストロークは長く、キャンバーにも強い。今回の仕様は、前後アームが交換済みということで、ストローク初期の反応がいい。キャスターブッシュなどの補正パーツは、安価でストリート仕様としては良いパーツだが、オフロード性能的には若干スポイルされる。スプリングは2.5インチアップ仕様。高すぎず低すぎず、もっともオフロードが走りやすい仕様と言える。さらに、ビッグカントリーエキップを装着し、かなりのロングストロークを実現。

メッシュホースでロングストロークに対応したブレーキホースを製作。オーダーメイドも可能だ。

スペック的には、スタビレスでオフよりの仕様だが、オンもかなり快適。レベルの高いオンオフマシンで、ルックスはスパルタンでいながら可愛さもある。この手法はワイルドグースのオリジナル。爪を隠した可愛いジムニーだ。

オリジナルの前後強化アームを装着。キャスター補正を同時に行い、 純正ブッシュを使用することでオフ性能も向上する。

テストドライバー:那須一博 ジムニー天国2020より転載
CARSMEET web編集部

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