本物を知る人をも唸らせるオーバークオリティ
メルセデスベンツG63AMGのイメージをオマージュした「G62」=ジムニーと名付けられたエアロオーバーのJB64ジムニー。同シエラはG62Sとネーミングされる。もちろん、そのSはシエラのSだ。
走行中はデイライト点灯、使用時はシーケンシャル点灯へと変化する一体式のウインカーもバンパーに付属。
縦デザインのAMGパナメリカーナグリルを忠実に再現したスタイリッシュなスポーツグリル。メッキモールが付属されモール中央にあしらわれる黒い極細ストライプはメッキ感を抑えるギミックで、オーバーフェンダーの片側80mmの出シロとサイズを合わせた前後バンパーなど、このエアロオーバーのジムニーは各パーツではなく、全体を高度にバランスさせた立体的なボディキットと呼ぶのが相応しい秀逸さ。実はオーバーフェンダーは、フロントバンパー〜サイドステップ〜リアバンパーへと接続するスタイル。しかも製品精度が抜群で、フェンダーの取り付けに両面テープが不要なほどとか。
サイドモールとしてメッキVerと黒メッキVer(写真)を用意。サイドビューのアクセントに抜群の存在感。
リアルさでは引けを取らないスペアタイヤカバーも、その中央はSマーク以外も装着できそうなサイズ感。ステラファイブ製キャリィトラック用テールにS500Pハイゼットトラック用のリフレクター、キャリイトラック用のバックランプなどもこのG63ルックにどハマりである。
前後80mmのオーバーフェンダーに差し込み、そのデザイン形状をつなぐ役割も果たすサイドステップ。
とにかく眼を見張るのが、正確にスケールダウンされた数々のギミック。いわゆる化け仕様ではなく、ひとつひとつ意味のある要素をコダワリで再現したオトナな仕様なのだ。聞けば本物のG63を所有するオーナーが娘や息子のためにと購入するなど、本物を知る人にササる完成度になっている。
純正サービスホールを使用して固定する現在試作段階のスチール製ドリンクホルダー。エアコン風を利用可。
現在はシエラ用のオーバーフェンダーや、ワイヤー可変式とアクチュエーターを使用したリモコン式の2タイプのフロントパイプも開発中とのこと。
本家ゲレンデを彷彿とさせる左右のサイド出しマフラー。写真は競技用だが現在車検対応モデルも開発中。
そのオーバークオリティさで本物を知る人間をも唸らせるこのG62。ぜひ一度目にして欲しい秀逸さだ。
ジムニー用から誕生のKFW・Mモーション(18×7−45)。センターボアのコンパクト形状にもこだわった。