定番カスタムとは異なる独自のアプローチを展開!
ファットなサイズのBFグッドリッチにより、大地にドッシリと踏ん張った強烈な存在感を放つJB74シエラ。手掛けたのは福岡県柳川市のジムニープロショップ、テイクオート。過去にもJB23をGTスポーツカー的なテイストでチューニングを行なうなど、いわゆる「定番」とされるジムニーカスタムとは異なった、独自のアプローチを展開している。
今回のJB74もその流れに基づいたモノ。31×10.5というランクルクラスのMTタイヤに組み合わされるホイールは、ミッキートンプソンのサイドビターロック。
このタイヤ&ホイールを収めるべく、足回りはテイクオートオリジナルのスプリングで3インチリフトアップ。調整機構を備えたリーディング/トレーリングアーム、ラテラルロッドも同社の製品で、キャスター角などリフトアップに伴う各部の補正も万全。
現在は開発の過程段階ということで、暫定的に純正フェンダーにエクステンションを追加しているが、最終的にはオーバーフェンダー化させた上で公認取得を行なう予定とのこと。
その他、エクステリアではペニーレインの前後バンパーやスキッドプレート、LEDテールも装着。そんな中、さりげないワンポイントとしてチェックしたいのが、前後をパイプバンパー化させた際に目立つ隙間部分をカバーする、テイクオートのバンパーカバー(試作)。JB64/74はJA11やJB23の時代とは異なり、バンパーを外すとその取り付け部分の鉄板が必要以上に露出する弱点があるが、バンパーカバーを追加することでパイプバンパーの精悍さを生かしつつ、スッキリとしたルックスに一新!
大胆&個性派カスタムを得意としながら、このようなさりげない部分への配慮も忘れない気配りの細かさも、同店の人気の要因と言えるだろう。