特集

セオリー無視の痛快さが魅力のジムニー! 迫力のビッグフットスタイル【ジムニー天国2020】

定番カスタムとは異なる独自のアプローチを展開!

ファットなサイズのBFグッドリッチにより、大地にドッシリと踏ん張った強烈な存在感を放つJB74シエラ。手掛けたのは福岡県柳川市のジムニープロショップ、テイクオート。過去にもJB23をGTスポーツカー的なテイストでチューニングを行なうなど、いわゆる「定番」とされるジムニーカスタムとは異なった、独自のアプローチを展開している。

往年のジムニーらしさを再現させる、シンプルなスチール製パイプバンパーは前後ともペニーレイン。

今回のJB74もその流れに基づいたモノ。31×10.5というランクルクラスのMTタイヤに組み合わされるホイールは、ミッキートンプソンのサイドビターロック。

パイプバンパー化によるボディとの隙間を埋めるテイクオートのバンパーカバー。早期の製品化を期待したい!

このタイヤ&ホイールを収めるべく、足回りはテイクオートオリジナルのスプリングで3インチリフトアップ。調整機構を備えたリーディング/トレーリングアーム、ラテラルロッドも同社の製品で、キャスター角などリフトアップに伴う各部の補正も万全。

機能美溢れるミッキートンプソンの15インチホイール。余裕の8Jリムにより、たっぷりとした深さを確保。

現在は開発の過程段階ということで、暫定的に純正フェンダーにエクステンションを追加しているが、最終的にはオーバーフェンダー化させた上で公認取得を行なう予定とのこと。

調整式ラテラルロッドやフロント/リアのアームもテイクオートのオリジナルアイテムとなっている。

その他、エクステリアではペニーレインの前後バンパーやスキッドプレート、LEDテールも装着。そんな中、さりげないワンポイントとしてチェックしたいのが、前後をパイプバンパー化させた際に目立つ隙間部分をカバーする、テイクオートのバンパーカバー(試作)。JB64/74はJA11やJB23の時代とは異なり、バンパーを外すとその取り付け部分の鉄板が必要以上に露出する弱点があるが、バンパーカバーを追加することでパイプバンパーの精悍さを生かしつつ、スッキリとしたルックスに一新!

ロードクリアランスを犠牲にしないパイプの取り回しが行なわれたマフラーはハイブリッジファースト。

大胆&個性派カスタムを得意としながら、このようなさりげない部分への配慮も忘れない気配りの細かさも、同店の人気の要因と言えるだろう。

スプリングはテイクオートオリジナルの3インチアップ仕様。ダンパーはCLリンク製が組み合わされる。

ジムニー天国2020より転載
CARSMEET web編集部

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