来館者のための新たな感染予防策を実施
2020年5月19日(火)フェラーリは、前日の18日にフェラーリのミュージアムがイタリア政府の法令に基づき一般公開を再開したことを発表した。
マラネッロの「フェラーリ・ミュージアム」とモデナの「ムゼオ・エンツォ・フェラーリ」は、エミリア・ロマーニャ州の衛生上の非常事態宣言に従い、2020年2月24日(月)から閉館していたが、今回の再開に際し来館者とスタッフの健康を守るため新たに一連の新型コロナ対策を講じ、「Ferrari at 24 Heures du Mans」、「Hypercars」、「Grand Tour」といった展示を従来通りすべて楽しめるよう準備を整えた。
両ミュージアムではイタリアの省令で示された対策に加えて、フェラーリの「バック・オン・トラック」プログラムもヒントに、施設に合わせて考案されたさらなる予防策も導入し、新型コロナウイルス感染予防に努めている。
例えば、入口ではサーマルスキャナーで来館者全員検温し、体温が正常の範囲外の場合は来館日を変更することで対応。マスクの着用は6歳未満の子供を除いて必須とし、マスクが無い場合はミュージアムが無料で提供。床には水平のマークを示し、ソーシャルディスタンスのルールが守られるように配慮している。また、来館者の人数を現在認められている範囲内に抑えるためには、ミュージアムのオンラインチケットサイトでチケット購入可能な来館時間を調整している。
数々の予防策のほか、最前線で働く医療スタッフにさらなる感謝を示すため、医療従事者は2020年末まで両ミュージアムへの入場を無料とし、その家族も同期間は割引料金としている。