コンセプトカーのシルエットを継承しつつ、ヘッドライトは大胆な丸型に?
トヨタが2019年に発表したコンセプトカー、「LQ」の市販型に関する情報を入手。今回はそれを元に予想CGを作成してみた。「新しい時代の愛車」を具現化したというコンセプトカーのLQは、ウインドー面と連続したドア形状を筆頭とする大胆なエクステリアが特長だった。また、「YUI」と名付けられたAIエージェントを搭載。ドライバーの表情や動作から感情や眠気などの状態を推定して対話するなど、先進的なコネクティビティ性能もアピールしていた。
トヨタLQ
そんなLQの市販型だが、シルエットはコンセプトカーから継承する一方、ボディサイドはグラスエリアが独立した常識的な造形となる。とはいえ、キャラクターラインを効果的に配しリヤフェンダーは「ヤリス」のようにボリュームを持たせることで立体感は十二分だ。また、ヘッドライトはコンセプトカーのC型から個性的な丸型デザインへと変更。これには2灯のLEDにリング型ポジションライトとウインカーが内蔵されるという説と、別途でワイド感を強調する縦型LEDポジションライトが装備される可能性もある。
トヨタLQ
パワートレインは、総電力量54.3kWhのリチウムイオンバッテリーに電気モーターを組み合わせたピュアEV。モーターは最高出力204psを発揮し、満充電時の航続距離は300km程度が確保されるという。なお、ボディサイズは全長4,530mm、全幅1,840mm、全高1,480mm、ホイールベースは2,700mmというコンセプトカーに近いボリュームとなるようだ。トヨタでは初の本格市販ピュアEVとなるこのモデル、ワールドプレミアはズバリ今秋。実際の市販化は2021年という説が有力だ。
トヨタLQ