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トータルコーディネイトジムニー。走りも当然項目のひとつだ!【ジムニー天国2020】

一級品の走行性能とスタイリッシュなルックスを兼ね備えたJB23

スタイリッシュなドレスアップを得意とするアディクト。ジムニーだけでなく、BMWミニやスカイラインなどのリフトアップも行い、トータルコーディネイトでのセンスが光るショップだ。JB23の後付けサンルーフやキャンバストップなど、さまざまなドレスアップに精通している。

オリジナルのフロントバーとフロントエプロンの組み合わせ。フロントエプロンは穴開け不要で取り付け可能だ。

今回の取材でインプレッション依頼があった時、正直「なぜ?」と思った。「ストリートでの乗り味チェック?」ぐらいにしか思っていなかった。が、実際に乗って驚いた。

オリジナルのロックサイドガードは走りを意識。アングルをスポイルせずにガード機能はバッチリだ。

ステージの指定は、なんとロック。JA11トランスファーに換装され、プロスタッフのダウンギアタイプCが組み込まれた車両は、這うような走りを実現。グッドイヤーのMT-R 32×11.5R15のグリップを最大限に生かした走りを可能としている。さらにオリジナルの3インチアップコイルが素晴らしく、追従性だけでなく姿勢キープに優れ、ドライバーに対しての安心感がすごい。

タンクガード、強化アーム、アームガードと、下まわりで必要と思われるガード類はすべて装着済みだ。

車格的にちょっとデカイだろうと思われる岩に対してのアプローチを行ってみたが、限界が探りやすく、攻めやすい。必要なプロテクションも十分で、ガード類を武器に攻めることが可能。この装備と性能であれば、ロック競技において即参戦可能。上位入賞も夢ではないと思われる。

20mmコイルスペーサーと3インチアップコイルの組み合わせは、ハイレベルなオンオフの両立を実現。

さらに、このフルチューン車両を合法的に乗るために、小型貨物への構造変更を行っている。ストリートでの走行性能もしっかりと確保。ワインディングを攻められるほどではないが、通常使用で何ひとつ不満が出ることはないだろう。

巨大なタイヤで走行性能を確保するために、ランチョのステアリングダンパーセットを装備。

正直、ルックス重視と思っていたアディクトの車両がここまでヤルとは思わなかった。一級品の走行性能と、スタイリッシュなルックスを兼ね備えたこのJB23、本気のアディクトを垣間見た気がする1台だ。

各種補正作業をしっかりと行い、ストロークを計算したサスペンション。実走テストを繰り返した熟成の脚だ。

テストドライバー:那須一博 ジムニー天国2020より転載
LE VOLANT web編集部

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