Audi Quattro Rally Car – Enthusiasts’ Manual
1970年代後半、技術者J・ベンジンガーによる4輪駆動方式の乗用車利用への提言に将来性を見た開発部門重役のF・ピエヒは直ちに研究を指示、集められた少数精鋭の技術者チームはFF量産車「80」を改造し実験をスタート。
当初運動性能の追及が目的でしたが、それはまたパワー競争に突入しつつあったラリー選手権にとっても格好の場であり、ブレイクスルーと成り得る技術でもあった。
Haynes販売のレースカーをテーマにした詳細解説書シリーズ、今回のテーマはアウディ・クワトロ。 80年代初頭からのグループB時代に登場し”4輪駆動車でなければ勝てない”とまで言わしめた革命的名車について、開発経緯と実戦での活躍、メカニズムの解説やドライバーやチームの詳細など、豊富な写真と共に総括する。
馬力では初期から倍以上、最終ではPDKまで使用されたモデルごとのメカニズムにも注目。
ドライバーやオーナー視点のレポートも含めることで、バイヤーズガイドとしても評価できるほか、駆動方式の優位性のみでなく一時代を築いた名作マシンとなった理由が読み解ける一冊。
Audi Quattro Rally Car – Enthusiasts’ Manual
4,708円(税込)
著者など:Nick Garton(著)
出版社:Haynes
ハードカバー/W215×H280/カラー・モノクロ/164P/英語
お問い合わせ:代官山蔦屋書店