Zagato-Cento
事業としてのビジョン確立といえる89年以降の作品を見直すことから、未来を推し測ることを提案する、ザガート監修によるユニークな写真資料集である本書。
収録車両はアルファロメオSZに始まりFZ93フェラーリやランボルギーニ・ラプター、イソ・リボルタ・ザガートなど、一部CGレンダリング含む2019年までの名車56台。
事業として掲げる2つのアトリエのうち、クラシックではフェラーリ166パノラミカなど、失われた過去の伝説的モデルを台数限定で復刻生産する「サンクション・ロストプログラム」や、アルファロメオTZ2など過去の名車を継続生産する「コンティニエーションプログラム」の作品を紹介する。
一方のコンテンポラリーでは、アストンマーティンDB7とDB-AR1、VM-180トヨタ、ベントレー・コンチネンタルGTZやアルファロメオTZ3など、年代として原田則彦のチーフデザイナー時代を包括。近年車両ばかりの書籍も貴重であるが、彼の作品集としても必見の一冊だ。
Zagato-Cento
11,319円(税込)
著者など:Marelia Rivolta Zagato&Andrea Michele Zagato
出版社:Rizzoli
ハードカバー/W297×H297/カラー・モノクロ/192P/英語
お問い合わせ:代官山蔦屋書店