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【最新ドライブレコーダー紹介】スタイリッシュボディの2カメラ機 「hp f880g Kit」

パソコンブランドとして知られる「hp」から登場したスタイリッシュな2カメラ型モデル。高性能なリヤカメラで危険ドライバーによるあおり運転の証拠も確実に押さえる。

Starvisセンサー&WDR/HDRで夜にも強い

スリムでコンパクトな本体にブラケット一体型のリヤカメラをパッケージした2カメラ型ドライブレコーダー。近年話題になっている「あおり運転」対策にも抜群の効果を発揮する。

スリム&コンパクトで視界を妨げにくい。背面ディスプレイは3型と大きめサイズ。

クラストップレベルといえるハイスペックを搭載。本体内蔵のフロントカメラは200万画素SONY製Starvisセンサーを採用し、フルHD画質(解像度1920×1080)による映像記録を可能としている。さらにF値1.9の明るい6層ガラスレンズ、明暗差を自動的に補正するWDR/HDRも備えており、昼間だけでなく夜間についても鮮明に映像を捉えられる。リヤカメラも200万画素センサーでフルHD画質記録ができ、F2.0レンズを搭載。ブラケット一体型のボディは360°の回転機構を備え、車両後方だけでなく車内を後方から撮影することも可能だ。

リヤカメラはブラケット一体型で、クルマに合わせて自由に角度調整ができる。

リヤカメラを回転させると車内を後方から撮影可能。駐車中に監視カメラとしても使える。

各種の設定操作は視認性に優れた3型ディスプレイ、使いやすい底面の操作キー、わかりやすいメニューによって行える。機械が苦手な人やドライブレコーダー初心者でも簡単に扱えるだろう。

本体の底面には5つの操作キーを装備。各キーの役割は画面下端にアイコンで示される。

記録映像で特に注目したいのは夜間の美しさ。フロントカメラ、リヤカメラのどちらも見やすく、ヘッドライトが当たらない路肩部分までよく見える。再生は本体背面ディスプレイのほかパソコンでもでき、Windows向け専用ビュワーソフトを利用すれば車両前後の映像とともに記録場所の地図や走行ルート、Gセンサーデータなどまで確認OKだ。

夜間の前方映像。ヘッドライトが当たらない場所もよく見える。暗い環境にも強い。

夜間の後方映像。感度が高く状況の確認がしやすい。後続車のナンバーも読める。

車両前後映像と走行データを同時に見られるWindowsパソコン向けビュワーソフトを用意。

そしてボディへの衝撃や周囲の動体を検知して自動的に録画を開始する駐車モードを搭載しているのも特徴で、車上荒らしや当て逃げなどにも対応。別売の常時電源ケーブル(c501)を接続すれば最大24時間の動作が可能になる。このほか画像認識技術による安全運転支援機能を持ち、前方車発進アラート、ヘッドライトアラート、オービスアラートなど7種類を用意。表示や音で危険を知らせる。

ブラケットは吸盤式(右)と粘着テープ式(左)の2種類を付属。好みに合わせて選べる。

電源はシガーソケットから取得。動作確認LEDと充電に使えるUSB端子を装備する。

7種類のアラート機能を搭載。各アラートは好みに合わせてON/OFF設定が可能だ。

本体背面のディスプレイで映像再生ができる。サムネイルからのファイル選択は便利。

昼間の前方映像。すみずみまで鮮明でコントラストも高い。広いエリアも捉えている。

昼間の後方映像。プライバシーガラスやスモークフィルムの影響をほとんど受けない。

hp f880g Kit
2万5800円(税別)
https://abeshokai.jp/

リポート/フォト:浜先秀彰 H.Hamasaki

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