フロントマスクは巨大キドニーグリルでベース車と差別化! 最初にFR仕様がリリース開始
「BMW3シリーズ」の頂点に位置付けられる「Ⅿ3セダン」の次期型プロトタイプを近接撮影。これまでで最も近い距離で確認した次期Ⅿ3セダンのボディには、次期「M4」と共有する巨大なキドニーグリルや、フロントノーズ先端に設けられた2つのバルジ、内部がフィンで二分割されたコーナーエアインテークが確認。さらに市販型ホイールの奥にはゴールドのブレーキキャリパーが確認できることから、このプロトタイプは上位仕様と予想される。
一方、リヤエンドではトランクリッドに装備されたコンパクトなスポイラーやディフューザーから左右デュアル出しとなるテールパイプのレイアウトなどが確認できる。また、今回はウィンカーが点灯している状態もチェックできた。なお、室内回りの撮影は叶わなかったが、キャビン内には新型Ⅿ3セダンの全グレードで最新インフォテインメントシステム、スポーツシート、専用ステアリングホイール(オプションでアルカンターラ使用)、カーボンファイバートリムが装備されるはずだ。
搭載するパワーユニットは、3L直列6気筒ツインターボの「S58型」で最高出力はベース仕様でも480psを発揮。より高性能な「コンペティション」では最高出力が510psまで引き上げられる。そのデビュー時期は9月23日との説が有力で、最初にMTと組み合わされるFR駆動モデルが先行発売。その後、8速「Mステップトロニック」と組み合わされる4WDのxDrive仕様がリリースされる見込み。また、すでにBMW自身が予告している通り、次期Ⅿ3ではワゴンボディの「M3ツーリング」もラインアップされる予定だ。