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“ニュル”の異名「グリーンヘル」の名を冠した「アウディR8」の限定モデルが登場!

GT3レーシングマシン「R8 LMS」の伝説的な偉業に敬意を表して製作された世界50台限定の「R8グリーンヘル」

9月22日、アウディはフラッグシップスーパースポーツ「アウディR8」に、世界50台の限定モデル「アウディR8グリーンヘル」を設定したと発表した。ドイツでの販売価格は23万3949.59ユーロ(約2878万円)だ。

この限定車はGT3レーシングマシン「R8 LMS」が、2012年以来、ニュルブルクリンク24時間レースで5度の総合優勝を飾る伝説的な偉業に敬意を表して製作。「グリーンヘル(緑の地獄)」とはニュルブルクリンク・サーキットの異名で、そのコースの過酷さからつけられたものだ。

市販モデルのR8はそもそも、R8 LMSと共同で開発されており、コンポーネントの多くを共有する密接な関係を持つ。いずれも、手がけたのはアウディのレーシングマシンや高性能市販モデルを開発しているアウディAGの関連会社アウディスポーツGmbHだ。

R8グリーンヘルは、アウディスポーツ・チームフェニックス1号車のR8 LMSがまとうダークグリーンのラッピングと共通イメージとなる、ダーク系のティオマンテグリーンにペイントされるのが標準となるが、オプションでアイビスホワイトやデイトナグレー、ミトスブラックを選ぶこともできる。

エクステリアではフロントフードやAピラー、ルーフ、リヤエンドの一部にレーシングスタイルのマッドブラックがあしらわれるほか、フロントガラスとサイドブレードには「GREEN HELL R8」のロゴが入る。さらにマットブラック・スタイリングパッケージを選択すると、サイドブレードやミラーハウジング、リヤウイングもマットブラック仕上げに。20インチの5ツインスポークホイールもマットブラックカラーとなるが、リムにはレッドのアクセントが入る個性的な仕上げだ。

軽量のバケットシートを採用するインテリアは、センターパネルやメータークラスター、ドアアームレスト、ニーパッド、センターアームレストにアルカンターラを張るほか、ステアリングホイールの12時位置にレッドのマーキングを施す。コックピットをはじめ、シートやドアパネルなどには青緑色のコントラストステッチが用いられる点も特徴的なディテール。フロアマットは「GREEN HELL R8」のロゴ入りだ。

この限定車のベースモデルは、「R8クーぺ V10パフォーマンス5.2 FSIクワトロ」。620ps/580Nmを引き出す自然吸気式の5.2L V型10気筒エンジンと7速DCT(Sトロニック)、「クワトロ」4輪駆動システムを搭載。停止からわずか3.1秒で100km/hに到達し、331km/hの最高速をマークする性能の持ち主である。リヤアクスルには機械式ロッキングディファレンシャルが搭載され、高水準のドライビングダイナミクスとトラクションを発揮する。

 

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