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【BMWワンメイクレッスン】今回はM8グランクーペとX5M/X6Mをフォーカス! ヒートアップするオールBMWの1日

諸般の事情で遅くなったが、恒例イベントのBMWワンメイク・ドライビング・レッスンがついに開催。今回は会場が富士からツインリンクもてぎへと変更されたが、そのコンテンツは変わらず。プロによる本格的なドライビング指南から最新BMWの試乗。そしてレーシングコースのフリー走行までと、BMW一色に染まった1日だった。

豪華なニューモデル試乗。展示にはサプライズも

■BMW One Make Driving Lesson Featuring BMW M Power in Twin Ring Motegi

■開催日時:2020年8月19日(水)

■開催会場:ツインリンクもてぎ

■主催:ツインリンクもてぎ(企画協力 LE VOLANT)

毎回多数のリピーターが参加、すっかり人気イベントとして定着した感があるBMWワンメイク・ドライビング・レッスンだが、ご存じの通り今年は新型コロナウイルスの渦中。そこで、2020年8月19日(水)の開催にあたっては感染予防対策が徹底された。マスク着用は当然として、通常なら人が密集する状況も回避。屋内でのブリーフィングはソーシャルディスタンスを確保、屋外でも基本的に参加者が愛車に乗ったままコース説明、解説を受けるという状況だった。また、最新のBMWが集結するニューモデル試乗においても、随時車内は除菌作業が行われた。イベントといえば、参加者同士のコミュニケーションも魅力のひとつとなるものだが、今回ばかりは自粛モードだ。

とはいえ、コンテンツの充実ぶりに変化はない。また、特に常連の参加者にとっては会場がいつもの富士スピードウェイからツインリンクもてぎに変更されたことも新鮮な体験だったはず。このイベントではフリー走行の時間がたっぷり取られているだけに、BMWを未体験のコースで試すことは新たな発見の機会にもなっただろう。なお、フリー走行などに使用されたのはレーシングコースのフルバージョン。攻略のし甲斐も富士に見劣りしていない。

コンテンツは、例によって丸一日BMW尽くしだ。午前はもてぎの南コースを使用してジムカーナ・レッスンとBMWのニューモデル試乗が行われた。富士とは違い、ジムカーナのレイアウトは、南コースに準じたもの。そのため、担当ディレクターによれば午後のフリー走行とのリンク度合いはソコソコとのこと。しかし、インストラクターを務めた本誌でもお馴染みの萩原秀輝リポーターいわく、丁寧な操作とライン取りが必須な設定なので、走りを学ぶ環境としては十分とのことだった。

参加者はこのコースを数セット周回。随時インストラクターから個別にアドバイスを受けることになるのだが、待機中にMモデルを同じコースで“つまみ食い”できる点もいつもの通り。今回はM8グランクーペとX6Mの2台が用意。1周ながら助手席からインストラクターの説明を受けつつ、愛車と同じ環境下でMモデルの高性能ぶりが体感できた。

今回のワンメイク・レッスンでは、新型コロナウイルスの感染予防対策を実施。参加受け付けコーナーにはスクリーンが張られ、屋内のブリーフィング会場ではソーシャルディスタンスを確保。また、試乗車には随時除菌作業が実施されている。

BMWジャパンの協力を得て行われているニューモデル試乗も引き続き豪華な布陣。Mモデルはジムカーナ・レッスン用とは別途でM8グランクーペが用意されたほか、Mパフォーマンス・パッケージを装着したM5やM2コンペティション、さらにはX5MやX4MというSAV/SACのMモデルも揃う。そしてノーマル系からはM850iグランクーペと、M235iグランクーペがエントリー。基本的にはMモデル主体の構成となっていた。

また、今回のニューモデル試乗には1台だけ変わり種も追加されていた。それはビルシュタインのサスキットを装着した3シリーズで、こちらは排気系やホイールなどもライトチューン。すでに現行3シリーズを所有するオーナーには、興味深い存在として注目を集めていたようだ。

今回のイベントでは、いわゆるアフターマーケット関連の展示やプレゼンがあったことも興味深い。幅広いカーケアアイテムを揃えているオートグリムや、高性能車御用達タイヤのパイロット・スーパースポーツを擁するミシュランは会場に展示コーナーを設置。ジムカーナやニューモデル試乗を終えた参加者から注目を集めた。

試乗やジムカーナ・レッスンに使用されたBMWはMモデルが中心だったが、ノーマル系からはMパフォーマンス・モデルがエントリー。写真のM235iグランクーペや、M850iグランクーペが用意されていた。

展示、といえば世界でわずか8台、日本ではオンリーワンの存在となるM8グランクーペの限定車「8-OF-8」もこのイベントらしいサプライズだったかもしれない。光の加減で色合いを上品に変化させるボディカラーをまとったこの特別なM8は年初に上陸。BMWのスペシャルイベントなどに展示されてきたが、前述の通り日本に上陸したのはこの1台だけ。BMWのファンにとっては、まさに眼福の機会となったはずだ。

Mパフォーマンス・パーツを装着した3シリーズ(写真奥)と並ぶのは、M8グランクーペの超レア車となる「8-OF-8」。名前の通り生産は世界限定8台で、日本に上陸したのはこの1台のみだ。

そんな午前のプログラム終了後は、ツインリンクもてぎのVIPルームでの昼食を経て、午後からはレーシングコースの体験走行や同乗体験試乗が開始。同乗試乗に使用されたのは、ここでもM8のグランクーペ。現役レーシングドライバーを含めたインストラクター陣が操るMモデルでレーシングスピードを体感する機会は、それだけでも貴重な体験だ。

ジムカーナ・レッスン/ジムカーナ・レッスンは、ツインリンクもてぎの南コースを使用。3周1セットを複数回行い、コース上のインストラクターから随時無線でアドバイスが受けられる。

一方、これまでの富士と同じくのべ1時間とボリュームたっぷりなフリー走行は、常連の参加者を生み出している人気コンテンツ。今回は、BMW M4 GT4でシリーズ戦にエントリーしている木下隆之選手が、レースマシンでのデモランを実施。フリー走行参加者のロードカーとレースマシンの混走という少し珍しいシーンを見ることもできた。

Mモデル試乗/わずか1周ながら、愛車で走るジムカーナコースをMモデルでも体感。助手席からインストラクターの説明も受けられる。今回の試乗車は写真のX6MとM8グランクーペだった。

このように、BMWのファンに限らずクルマ好きにとっても濃い内容となるBMWワンメイク・ドライビング・レッスン。最後に今回が初という参加者のコメントをご紹介しておこう。大阪から参加した乾雅博さんいわく
「実はBMWのSAV系モデルが目当てだったのですが、色々と走れるコンテンツが豊富なのが嬉しいイベントですね。試乗車の中ではX6Mが期待通りでした。X5Mもイイですね。乗用車系BMWはすでに何度も乗り継いでいるのですが次はSAVやSACから選びたいと思います」

大阪から参加の乾さん。「BMWは以前135iや540i、330iなどを乗り継いでいました。ワケあって現在はレクサスに“浮気”していますが、今回はX6Mが好印象だったので、次はBMWのSAVやSACを選んでみたいですね」

一方、クルマ選びはコスパを重視しているという東京在住の石黒竜太郎さんだが……
「個人的にはFR駆動が好きなので、試乗したBMWではM2コンペティションが“刺さり”ましたね。スポーツモデルとしては、ほとんど文句ナシという印象です。BMWは高級ブランドですから、これまでは縁がないという印象を持っていたのですが、M2は本気で検討したい1台ですね」

東京在住の石黒さん。「父はBMW好きなのですが、私はコスパ重視なので現在はホンダS2000に乗っています。でも、FR好きなので今回はM2コンペティションの素晴らしさが印象的で本気で検討したくなりました」

すべてがいつも通り、とはいかなかった今回だが、その内容は参加者にとって充実したものであったことは間違いなさそうだ。

ニューモデル試乗/合計で10台が用意されたニューモデル試乗は、その半数以上がM8グランクーペなどのMモデルで占められた。当日は酷暑だったが、新型コロナウイルス対策でサイドウインドーは基本的に開けた状態に。

次回は2020年12月2日(水)に富士スピードウェイで開催予定!走る時間が充実した、BMWに“首まで浸かる”1日に! 

取材協力=ビー・エム・ダブリュー 0120-269-437 https://www.bmw.co.jp ツインリンクもてぎ 0285-64-0001 https://www.twinring.jp/

今回はビルシュタインのサスペンションキットを装着した3シリーズがニューモデル試乗車として用意。さらにミシュランやオートグリムが南コースに展示ブースを設け、参加者の注目を浴びていた。

フォト=小林俊樹/T.kobayashi ルボラン2020年11月号より転載
BMWコンプリート編集部

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