次期「シビック・タイプR」でもエンジンはコダワリの純ガソリンエンジンに?
ホンダは先日マイナーチェンジ版の「シビック・タイプR」を発表したばかりだが、すでに次期モデルの開発に着手している。今回はデザインに関する最新情報を入手したので、そのエクステリアを予想してみた。
シビック・タイプRといえば1997年の初代登場以来、ホンダのスポーツイメージを牽引するモデルとして君臨。現行型は4代目にあたるが、今年のマイナーチェンジ版では限定モデルの「リミテッドエディション」も用意。エクスクルーシブ性にも磨きがかかった。
そんな「タイプR」の次期型では、現行モデルまでのタイプRらしさを継承しつつ、Cピラーの造形やドア回りがリデザイン。リヤコンビライトも、現行型の〝フック型″デザインからシャープな直線型への変更が予想されている。また、スポイラーはより空力性能が向上する形状へとリファイン。リヤアンダー部分も新設計され、現行型の重たいイメージを払拭。より軽快なイメージへと進化する模様だ。
一方、キャビン内は最新のインフォテインメントシステムを搭載する大型ディスプレイを採用。最新モデルらしい、フルデジタルなコックピットに変貌を遂げる可能性が高いという。
注目のパワーユニットは、2L直列4気筒VTECターボ+電気モーターを搭載。最高出力は350psから最大400psを発揮し、新たに「NSX」譲りのトルクベクタリングテクノロジーを流用するという説が有力。しかし、欧州ホンダの有力者は現行型同様の純ガソリンエンジンにこだわりを見せているとのことで、次期タイプRに電動化技術が採用されるか否かは現段階で流動的だという。その答えが明らかになるのは2021年末。その生産工場は、イギリス・スウィンドン工場から日本国内へ移動する模様だ。