エクステリアに「X2」を彷彿とさせるロングルーフを採用する「SAC」のトップモデルに!
BMWではSUVを「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」、そのクーペとのクロスオーバー版を「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」と呼んでいるが、新たなモデルとして開発が噂されていた「X8」のプロトタイプがカメラに捉えられた。BMWはSAVの旗艦としてすでに「X7」を発売中だが、このX8はSACシリーズの頂点に位置付けられるラグジュアリーなモデルになるという。
キャッチされたプロトタイプは、厳重なカモフラージュが施された状態。ディテールを確認することはできなかったが、X7とは明らかに異なるボンネットフードを装備。ヘッドライトのマウント位置も低くなっているほか、フレア形状が与えられたリヤフェンダー回りは「フォルクスワーゲン・アトラス・クロススポーツ」にも似た軽快さを演出する仕立てとなっていることが確認できる。
また、テールライトはボディサイドに回り込む水平基調のデザインを採用。さらに、BMWがいうところのSACとしてはルーフが比較的水平にリヤエンドまで伸びていることも新鮮だ。このロングルーフ形状は既存のSACでは「X2」に近いもので、クーペテイストをダイレクトにアピールする」X4」や「X6」とは対照的といえるだろう。
搭載が予想されるパワーユニットはガソリン、ハイブリッド、そしてプラグインHVの3タイプ。「X8 M45e」と名付けられるであろうMパフォーマンス仕様は最高出力394ps、最大トルク600Nmを発揮する7シリーズの「745e」と同様のプラグインHVシステムを採用。また、最高出力が750ps以上と噂されるⅯモデルの「X8M」がラインアップされる可能性も高い。気になるデビュー時期だが、現段階の情報では2021年後半という説が有力だ。