日産は4年連続、三菱は3年連続で「PRIDE指標」の「ゴールド」に!
日産自動車と三菱自動車は、任意団体「work with Pride」が策定したLGBTなどの性的マイノリティに対する企業の取り組みへの評価指標「PRIDE指標」において、最高ランクの「ゴールド」を受賞した。同賞の受賞は日産が17年度から4年連続、三菱は3年連続となる。
「PRIDE指標」とは、職場におけるLGBTに関する取り組みの評価指標であり、LGBTの方が働きやすい職場づくりの具体的な施策を社会に広めることを目的に設立された任意団体「work with Pride」が2016年に策定したもの。このPRIDEの各文字に合わせた5つの指標の総合点に応じて、ゴールド、シルバー、ブロンズの3段階で評価・表彰される。
日産は、社内の取り組みとして、20年度に全面的に内容を更新した全従業員向けLGBT e-LearningやLGBTセミナー等の社内啓発活動を定期的に実施し、2019年8月1日からは結婚事由により取得可能な休暇制度及び結婚祝金の支給を同性婚及び事実婚への適用を開始している。また社外の取り組みとして、17年度から協賛出展を開始したアジア最大級のLGBTイベント”東京レインボープライド”に、19年度は初の単独出展を行い、20年度もオンラインで参加しました。これらの社内外における継続的な取り組みがゴールド評価獲得に繋がった。
三菱自動車は、すべての役員・社員が守るべき規範としているグローバル行動規範の「多様性尊重と機会平等」の中でLGBTの方々の尊重を表明しており、車内の当時車が活躍できる働きやすい環境づくりを目指し、職場環境の改善や社内制度の整備に努めてきた。さらに、外部講師によるLGBTセミナーの継続的な開催や、LGBT e-Learningでの学習に加え、オリジナルの「ALLY(アライ)ステッカー」配布により、社内における ALLYの見える化を促進している。
さらに、2019年9月より社員就業規則を一部変更し、同性愛の関係も結婚の定義に含めたことで、結婚休暇取得が可能となった。こうした取り組みが評価され、「PRIDE指標」において最高ランクのゴールドを獲得した。