ヨーロッパブランドの幅広いモデルに対応するスポーツテクニックのラインナップは端正なデザインとリーズナブルな価格が魅力。今回は、その中から代表的な3モデルを紹介する。
十二分なデザイン性と高いコスパを両立!
欧州の幅広いモデルに対応するバリエーションの豊富さに加え、装着車を選ばない端正なディスクデザインが持ち味となるスポーツテクニック。現在のラインナップは5モデルで、2012年に登場したモノFビジョンEUを除くとモデル名はディスクデザインに由来したものとなっている。
まず、モノ5ビジョンは中央にスリットを入れた5スポークに分類されるが、スポーツテクニックの中ではスポークが柔らかなラインで構成されている点が特徴的。アウターリムのギリギリまで伸びたスポークはハブの手前で弧を描き、サイズ以上の立体感も演出する。つまり、ドレスアップ性は十二分なのだがメルセデスやBMW、VW、アウディでは純正のセンターキャップに対応するサイズを用意。さらに、全モデルが純正ボルトでの装着が可能なことも美点のひとつとなっている。
この装着性の高さ、そして純正ライクな演出が可能な点は7スポークモデルのモノ7ビジョンEUも同じ。こちらはハブセンターから立ち上がったスポークの伸びやかな造形が持ち味。これはディスク面の大きさを強調する手法だが、各スポークを多角的な断面として立体感の演出にも余念がない。
そんなモノ5、モノ7と比較するとスポーツテクニックの代表作となる10本スポークのモノ10ビジョンEU2は、細身かつシンプルなスポークが力強さの中に宿る繊細なテイストを表現。こちらも一部サイズは純正センターキャップの装着が可能。ボルトも純正対応となるが、実に14メーカーの車種に対応するバリエーションの豊富さも魅力となっている。
そして、これら3モデルにはデザイン性以外にも要注目ポイントがある。それはズバリ、リーズナブルな価格だ。前述した純正品と同等の装着性まで考慮に入れれば、気の利いた冬用のホイールとしても有望な選択肢となるわけだ。
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