「マツダMX-30」では、とりわけ「乗員保護性能」の高さが光る結果に!
欧州でクルマの衝突安全性試験を実施しているユーロNCAPはこのほど、マツダの新型SUV「MX-30」のクラッシュ&セーフティテストを実施。最高評価の5つ星を獲得したことを発表した。
ユーロNCAPでは今年、テスト内容の見直しを実施。正面衝突試験では移動バリアによる「オフセット衝突」が加えられたほか、歩行者やサイクリストを含む周囲の道路利用者への障害対策や移動式の障壁試験も盛り込まれている。
MX-30は、成人乗員保護性能で91%、子供乗員保護性能で87%、歩行者保護性能で68%、安全補助装備で73%をマーク。4項目すべてにおいて基準値をクリアし、見事、総合5つ星の最高評価を獲得した。
特に乗員保護性能は高い評価を獲得。これはボディ構造や各種エアバッグシステムに加えて、衝撃吸収インテリアを標準装備している効果といえる。
ちなみにマツダの同クラスのSUV「CX-30」が2019年に実施した同テストでは、順に99%、86%、80%、77%で総合5つ星を獲得している。CX-30をテストしたときはテスト内容が見直される前だったため単純にテスト結果を比較することはできないが、マツダの新世代SUVがいずれも高水準の安全性を備えていることは確かだ。