両の周囲と車内を撮影できて、あおり運転の証拠も押さえられる信頼性抜群のドラレコが登場。早速その最新モデルをテストして、実力と操作感を報告しよう。
フルHDの約2倍という高解像度で全方位を記録
ドライブレコーダーの開発に注力しているケンウッドは、特に「あおり運転」トラブルに有効な、前方以外も撮影できるモデルを強化。この夏
に前後2カメラ型と360°モデルを追加したばかりだが、年末に向けて360°カメラモデルの第2弾となる「DRV-CW560」をリリースした。
個性的な球状のボディには水平360°/垂直210°の画角を持つ全天周カメラを搭載し、車内全体とともにウィンドー越しに見える範囲の車両周囲を撮影。全方位からの衝突に加え、後方からのあおり運転や幅寄せ、急な割り込みなど、さまざまな迷惑運転の状況を余さず記録。さらに車内に乗り込まれるようなケースでも相手の顔や動きを録画できる。
さらにはSTARVIS技術やF1.8の明るいレンズ、WDR機能により、夜間やトンネルでも確実な撮影が可能で、約840万画素CMOSセンサーは解像度2160×2160のラウンド映像を記録。360°カメラ搭載ドライブレコーダーとしては業界トップレベルの高画質といえる。
なお、「DRV-CW560」とスマホ(専用アプリをインストール)をWi-Fi接続すれば、手元で設定や記録映像の確認ができるし操作も簡単。PC向け(Windows/Mac)専用ビュワーソフトやスマホ専用アプリを使えば、映像は「ラウンド」「パノラマ」「2分割」「4分割」「切り出し」の5つの表示パターンに切り替えられる。
また、車載電源ケーブル(オプション)によって、最長10時間の駐車監視録画も可能で、駐車中にボディへの衝撃や周囲のうろつきを検知して自動録画してくれる。
高画質で5パターンの表示
・2分割
車両前方と室内の映像を上下に並べて表示。歪みが少なく見やすい。
・4分割
マルチカメラのように前方、室内、右側方、左側方と4つの映像を並べる。
・パノラマ
水平方向に広げた映像を展開。車両周囲の状況を連続的に見られる。
・ラウンド
カメラが捉えた全天周映像をそのまま映し出すオリジナル映像。
・切り出し
ドラッグ操作で選んだ場所をほかの映像より拡大表示して確認できる。