550psを発揮するV8ツインターボを搭載したワンオフの“ソリ”!?
ベントレー・モーターズはこのほど、世界で最も有名な人が発注した「フライングスパー」のワンオフモデル「トナカイエイト」を発表し、ユニークな話題でクリスマスシーズンを祝っている。
トナカイエイトは、ベントレーのビスポーク部門「マリナー」によって開発。光沢仕上げが施された深紅のボディカラーは、同社が提供している62色のうちの1色であるクリケットボールをベースにしたユニークな色合い。ボディサイドにはダイヤモンドパターンのグラフィックがあしらわれ、このモデルと個性的なルックスにしている。
フロントフードの先端には、「フライングB」マスコットに代えて、3Dプリント技術で製作されたゴールドのトナカイを装着。そしてボディサイドに装着されるバッジは「The Reindeer Eight(トナカイエイト)」のエンブレムに置き換えられている。
22インチのホイールやボンネットフードのストリップといったパーツもゴールドカラーでコーディネイトされ、華やかさを際立たせているのも特徴。タイヤがオールシーズン仕様なのは、発注者(つまりサンタクロース)の要望に応えるためだろう。
エクステリアと同様にインテリアも深紅を基調色にゴールドが随所にあしらわれている。ダッシュボードやドアのデコレーションパネルには、北極の冬の夜が描かれた象眼細工が施され、運転席にはオーナーの名前が刺繍されている。
パワーユニットは通常のフライングスパーと同じ4L V型8気筒ツインターボエンジンで、542bhp(550ps)を発揮する。これまで8brp(8トナカイパワー)でクリスマスシーズンを乗り切っていたオーナーは「550psの“ソリ”に乗るのはなんて楽しみなことでしょう。しかもこのソリには快適にくつろげる後席もあります。これで年末までに4100万マイル(約6600万km)走るのを楽しみにしています」とコメントしているとか……。