もはや車名以外、従来のP1から引き継いだものは何もないほど、画期的で意欲的な設計を盛り込んだタウヌス12M(P4)。V4エンジンは1183ccのOHVで、40psを発生した。V4では避けられない振動の問題には、バランサーシャフトを組み込んで解決した。1963年には、排気量を1498ccに拡大して55psを得た高性能版「TS」を追加。このエンジンは、1964年登場のタウヌス12Mクーペにも積まれたが、これらは「タウヌス15M」とは呼ばれなかった。 記事にもどる