コラム

「達人は個性で勝負する」 DAMD流の遊べるクルマの仕立て方【スズキ・ジムニーシエラ】篇

日常と非日常を気軽にスイッチ!

ウィークデイのハードワークを乗り切ったら、休日は完全にアタマを切り替えて思いっきり遊ぶ。それには大切な家族や仲間たちと楽しめるバーベキューやオートキャンプといったアクティビティをオススメしたい。もちろん、そうしたシーンで活躍するギアは大事な相棒だ。ならば高機能なアウトドア・ツールや洗練されたウェアを選ぶように、アソビ専用のクルマを仕立ててみてはいかがだろう?

まず、「スズキ・ジムニー」はそんなアウトドア遊びに最適なクルマだ。誕生から半世紀以上も継承されたスクエアなスタイルには、いつまでも色褪せない魅力があり、道なき道を駆けぬける抜群の機動力はオトコのロマンといえる。特に機能装備が充実した最新のジムニー・シエラ(JB74型)なら、走りも進化しているからロングドライブに出掛けても疲れやストレスを感じなくていい。

ということでジムニーを相棒に選んだなら、ちょっとした遊びゴコロと満足感がプラスできる達人のレシピを紹介しよう。人気のジムニー・シエラをクラシカルに仕立てたふたつのモデルは、伝統的なアメリカン4×4の雰囲気が味わえる「JIMNY little B.(ジムニー・リトル・ビー)」と昭和レトロな初代ジムニーを彷彿とさせる「JIMNY the ROOTS.(ジムニー・ザ・ルーツ)」だ。これぞ国産ラインナップを中心にオリジナルのドレスアップパーツを開発してきたDAMD(ダムド)の新提案。ジムニー伝統のタフなスタイルを、ふたつの異なるコンセプトで作り分けたセンスと完成度は、目の肥えたオトナも満足できる出来映えなのだ。

JIMNY little B.

APIOアイアングリルとDAMDアメリカンレターエンブレム、ボンネットフードカバー、フロントバンパー、リアバンパー+エクステンションで構成したエクステリア5点キットは228,000円(税別/未塗装)

まずはレトロなアメリカンスタイルの「JIMNY little B.」。アメリカンレターの「DAMD」エンブレムをあしらったマットシルバーのスチール製フロントグリルは、1970年代のアメ車をイメージさせるスリットデザインが印象的。グリル同色のバンパーにもスリットが施され、フォグランプを内蔵したロワバンパーとボンネットフードカバーの立体造形とが相まって、タフで無骨なフォルムをよりいっそう際立たせている。レトロチックな丸形テールランプを配したリアバンパーには、ジムニー・シエラ専用のエクステンションをプラスしてシンプルかつマッチョなシルエットにも貢献。こうなるとメッキタイプのクリムソンDEAN CROSS COUNTRYホイールとTOYOオープンカントリーR/Tタイヤの組み合わせもレコメンドしたい。

タンレザー風のシートカバー(別売)でインテリにもアメリカンな雰囲気が演出できる。

JIMNY the ROOTS.

フロントグリルに前後バンパー、APIO WILDBAR SRホイールにブリヂストンDUELER M/T674タイヤ5本のセットで450,000円(税別/未塗装)

そしてもうひとつの提案は、1970年誕生の初代(LJ10型)ジムニーをオマージュした「JIMNY the ROOTS.」だ。現代風にアレンジした水平ルーバーのフロントグリルに「SUZUKI」のワードロゴを配し、ウインカー位置もヘッドライトの目尻に変更するこだわりようだ。この純正ジャングルグリーンのボディカラーでは、フロントバンパーをスチール風のコットンホワイトにペイントする一方で、丸形テールライトを埋め込んだリアバンパー(エクステンション付き)をボディ同色で仕上げるなど、初代モデルへの細かいこだわりが懐かしさと新鮮さを醸し出す。ボディサイドの筆書風「自家用」ステッカーも昭和レトロにひと役買っている。このクラシックなシルエットにはゴツゴツしたM/Tタイヤと鋳鉄風のAPIO WILDBOAR SRホイールがよく似合うだろう。

「クルマのドレスアップはオタク趣味」なんて常識はもう古い。最新モデルのジムニーをセンスよくレトロに仕立ててドライブに連れ出す。そして気の合う仲間と思いっきり遊んで楽しめば、また明日から全力で闘える活力が湧いてくるはずだ!

ダムド https://www.damd.co.jp/

フォト:谷井 功 I.Yatsui
CARSMEET web編集部

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