BMWとキングストン・カスタムのコラボモデル「R18“スピリット・オブ・パッション”」が登場
1月18日、BMWモトラッドは昨年4月に発表されたプレミアムクルーザーの新型「R18」をベースしたカスタムモデル「R18“スピリット・オブ・パッション”」を発表した。
このカスタムモデルはドイツのカスタムビルダー「キングストン・カスタム」とのコラボレーションによるもの。ベースの新型R18に搭載するのは、新開発の水平対向2気筒エンジン「ビッグ・ボクサー」。その印象的な外観とテクノロジーは、BMWモトラッドが1923年に生産開始して以来、70年以上にわたり受け継がれてきた伝統的な空冷ボクサー・エンジンを継承している。これまでの量産モーターサイクルに搭載されたなかで最もパワフルで、排気量1802ccの排気量から91psの最高出力を引き出すとともに、2000〜4000rpmの回転域で常に150Nm以上のトルクを発揮し、優れた牽引力に深みのあるエンジンサウンドが組み合わされている。
キングストン・カスタムのデザイナー、ダーク・オーラーキングは、このたびのコラボモデルについて、次のようにコメントしている。
「BMW R18は完成度の高いモデルですので、同車に与えられたテクノロジーはそのまま生かしました。フレームも洗練性が高いので100%オリジナルのままです」
R18“スピリット・オブ・パッション”の最大の特徴はキドニーグリルを採用した「キングストン・フェアリング」。独特のフォルムがこのモデルの個性を強烈に主張する。ボディワークではこのほか、ハンドルバーやマッドガードがキングストン・カスタムのデザインで仕上げられている。エキゾーストはキングストンのロードスタースタイルに変更された。
加えて、ターンインジケーターはケラーマンのウインカーに換装され、フェアリングにはLEDヘッドライトが組み込まれた。フェアリングとウイングにはオリジナルの塗装とラインが採用されたが、キングストンスタイルのディテールが追加されている。全体のデザインはクラシックなアールデコ様式に基づいているとのこと。