「双日オートグループジャパン」 を新たに設立。 まずは西宮など3カ所で稼働開始
大手商社の双日がボルボの正規ディーラーに参入することを発表。双日は前身の日商岩井、ニチメン時代を含めて自動車ビジネスを手広く手がけてきた歴史を持ち、以前はプジョーやGMの販売代理店を全国展開し、水陸両用車RMAアンフィレンジャーの正規インポーターとして日本自動車輸入組合(JAIA)に属していたこともある。現在もグループ会社の双日オートグループ大阪が大阪地区でBMW/ミニの正規ディーラーを運営している。
今回のボルボディーラー参入に当たっては、新たに100%子会社の 「双日オートグループジャパン」を設立。すでに2020年7月には新会社の登記もすませており、2021年初頭からディーラーの運営を始めている。1月には兵庫県のボルボ・カー西宮と香川県のボルボ・カー高松の2店舗を、前ディーラーからの継承により稼働を開始。続いて3月には東京都西東京市にボルボ・カー西東京を新規オープンさせる予定となっている。
ボルボ・ディーラーは2020年だけで12店舗が新規開店もしくはリニューアルしており、氷山(アイスキューブ)をモチーフとした外観と北欧風インテリアを組み合わせた店舗スタイルも浸透してきた。国内販売台数は新型コロナウィルスにより伸び悩んだが、大手商社の参入で2021年は再び成長路線へと戻すことができるのか。新会社のパフォーマンスや販売力に期待したい。