スズキの四輪・二輪関連アクセサリーだけでなくワインやジュースなども販売
スズキが新たにEコマース(インターネット販売)のサイトを開設。自社ブランドアイテムやパーツを販売するサイトを運営している自動車メーカーや輸入車インポーターは少なくないが、スズキはさらに一歩踏み込んだサイトを立ち上げた形だ。出店者が販売の運営を行うモール型サイトと位置づけており、今後、出店者を増やして収益源のひとつとして成長していく可能性も秘めている。
2021年1月に稼働を始めたばかりのスズキの「S-MALL(エスモール)」には二輪・四輪の純正アクセサリーやアパレルを扱う「オートリメッサ」 、ハンガリー製ワインや北海道下川町のトマトジュースなどをあつかう「エッセンシア」、二輪の用品を扱う「スズキ二輪用品ショップ」の3店舗がまず出店。オートリメッサはスズキの二輪や四輪のオーナーには馴染みのあるブランドで、アマゾンや楽天、ヤフーなどへも出店している。モトGPを始め二輪ロードレースやモトクロスに参戦するチームへのサポートでも知られている。
エスクードなどを生産する子会社マジャールスズキがあるハンガリーのワイン、テストコースのある北海道下川町のトマトジュースは地域とのつながりを重視するスズキならではのアイテムだが、あまり知られていなかったものがこのインターネットサイト開設により全国区へ広がる可能性も高い。スズキならではの個性あるモールに育っていくことを期待しよう。