「マトラM530」や「マトラ・シムカ・バゲーラ」など、実用車のコンポーネントを利用して、リーズナブルなMRスポーツカーを開発するというコンセプトは、古くからフランス車に見られる。「ムレーナ」は、バゲーラの後継となるスポーツカーで、横3人がけという斬新な設計も引き継いでいた。ムレーナには、シムカ・タルボ系の1.6L &2.2Lエンジンが積まれていた。1980 年から1983年まで販売していたため、一時期ではあるがPSAはグループ内にMRスポーツカーを有していたことになる。 記事にもどる