いつもクルマをキレイにしているつもりでも、意外と盲点なのが車内の「空気」だ。こまめに換気しても残るニオイや車内に侵入する菌やウイルスには十分気をつけたい。そこで、車内環境をクリーンに保てる新アイテム「低濃度オゾン発生器」を紹介しよう。
除菌&消臭をお手軽に
クルマ好きの本誌読者なら、定期的に洗車したり掃除機をかけたりと、愛車をいつもキレイに保っているだろう。ならば車内の空気にも気を配れているだろうか? 頻繁に乗り降りしたり、長時間ドライブすれば、車内空間には目に見えない菌やニオイがいつの間にか入り込んでいるもの。そう、目に見える汚れだけでなく、目に見えない汚れまで意識すべき。
そこでぜひ注目して欲しいのが、車載・音響機器ブランドであるケンウッドから新たにリリースされたこの低濃度オゾン発生器だ。
ケンウッド 低濃度オゾン発生器ソーラータイプ CAX-DS01(実勢価格=23,000円前後)
なかなか聞き慣れない「低濃度オゾン発生器」だが、簡単にいえば最新技術を利用した空気清浄器。本体内に搭載された針電極から多重リング式受電極にコロナ放電を行なうことで、従来の約5倍という大量のイオン風を発生させ、イオンと低濃度オゾンを放出。イオンがウイルスや菌、ニオイの原因などを吸着し、低濃度オゾンが反応していくという除菌・消臭のダブル効果を生み、従来の車載用空気清浄器よりも効果が高いのだ。
実際、第三者機関である「日本食品分析センター」の厳密な試験では、菌の増殖を抑える「除菌効果」とウイルスの増殖を抑える「ウイルス抑制効果」を立証。消臭効果については別表の通り、魚の腐敗臭の濃度が180分経過後に約60%まで減少しているのだ。
ドアやウインドーを開けたときに侵入する菌やウイルス、車内での飲食や長時間のドライブ、ペットなどから発生する不快なニオイ。この低濃度オゾン発生器は、そのような目に見えない車内の空気の汚れを効果的に除去してくれる。
装着はダッシュボードの平らな面を選んで付属の面ファスナーで固定するだけ。シガーライターソケットでもUSB端子のどちらからでも電源が取れるから、車種を選ばずDIYで取り付けられる。エンジン始動に合わせて動作するがファンを持たないのでアイドリングストップ中も作動ノイズはない。しかも屋外に駐車していれば本体上部のソーラーパネルで太陽光駆動する。一般的な空気清浄機と違い、フィルター交換が不要で手入れも簡単にできるのだ。
場所を選ばないポータブルタイプ
USBポートやモバイルバッテリーに接続して使えるポータブル型低濃度オゾン発生器。手のひらサイズ(88×33×17㎜)なので、自宅やオフィスなど、クルマ以外でも利用できる。機能は車載用「CAX-DS01」と同じだが多重リング式コロナ放電の電極は1極となる。
ケンウッド 低濃度オゾン発生器・USBタイプ CAX-DM01(実勢価格=4,500円前後)
問い合わせ先=JVCケンウッド ℡0120-2727-87 https://www.kenwood.com/jp/