BMWの屋台骨を支える「3シリーズ」改良新型のプロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
第7世代となる「G20」現行モデルは2019年に発売されており、これが初の大幅改良となる。
まだまだ雪が残る北ヨーロッパで捉えた開発車両は、ヘッドライト下部パネルにカモフラージュがほどこされている程度で開発初期段階であることがわかる。おそらく今後、ヘッドライトやテールライトのグラフィックが刷新されるほか、新しいホイール、カラーオプションなどを導入、バンパーデザインも新設計されるだろう。
注目は布で隠されたコックピットだ。全くディテールはわからないが、そのカバーの輪郭から「iX」でデビュー予定の湾曲した巨大ディスプレイが採用される可能性がありそうだ。改良された3シリーズ内部に、この革新的なダッシュボードを搭載するということは、これまでのBMWのインテリアレイアウトの終わりを意味する。iX同様にBMWオペレーティングシステム8に基づいた最新のiDriveインフォテインメントシステムを採用するだろう。
iDrive8では、システムが音声ベース、及び対話ベースに焦点を合わせているため、ドライバーと車両間の会話を用意にするよう設計されたBMWのインテリジェントパーソナルアシスタントを搭載する。また次世代システムでは、幅広いカスタマイズ性を可能にし、各ドライバーにカスタマイズされた運転体験を提供してくれる。
3シリーズ改良新型は、2021年の夏にデビューと予想する海外メディアもあるが、Spyder7スクープ班では、このプロトタイプの状態からも来夏まで登場しないと予想している。