ルーフエアスクープから続く巨大シャークフィンに低速モードのリアウィングを装備
270万ドル(約3億円)で発売されたメルセデスAMG初のハイパーカー「AMG ONE」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
先日はニュルブルクリンクを走る姿を捉え、その内部や高架リアウィングを制御する油圧アクチュエーターなどをみることができましたが、今回はこれまででもっともカモフラージュが削ぎ落とされ、フロントエンドでは光を放つコーナーエアインテーク、ボンネットフードの形状などが確認できる。
しかし、もっとも大きな変化は後部で、ルーフエアスクープから続く巨大シャークフィン、低速モードのリアウィング、そして市販型LEDテールライトなども露出している。
キャビン内にはF1スタイルの長方形ステアリングホイールが見えるほか、そのすぐ後ろには10インチディスプレイ、センタースタックにはドライバーに面した別のディスプレイ、さらに露出したカーボンファイバーも確認できる。
ルーバーリアボディワークの下には、ターボチャージャー付きの1.6L V型6気筒エンジンと4基の電気モーターを搭載。最高出力は986ps(一部の噂では1200ps)を生み出すことは、AMG F1カーのパワートレインに直接関係しており、アストンマーティン「ヴァルキリー」やゴードン・マレーデザインの「T50」とは根本的に異なるアプローチでだ。どちらの英国車も自然吸気V型12気筒エンジンを搭載している。
市販価格は270万ドル(約3億円)、限定275台はすでに完売と伝えられており、2021年内にデリバリーが開始予定となっている。