リアのダックテールが特徴だが……
ポルシェは現在、「911」新型に多数のバリエーションを計画しているが、また新たな謎のプロトタイプをカメラが捉えた。
目立つダックテールスポイラーを見ると、これまで幾度となく目撃した「カレラRS 2.7」の復刻モデルまたは「ターボRS」のテスト車両と思われるが、よくみるといくつかの相違点が確認できる。
以前のプロトタイプでは、リアフェンダー前部にあったエアインテークが削除されており、ターボモデルではないことがわかる。また911ターボにはない、ダブルバブルルーフを備えている。
さらにフロントとリアバンパーも異なり、新しいプロトタイプでは「ターボS」から借りたフロントエンドを特徴としているほか、イエローのブレーキキャリパーを削除、センタロックホイールが装備されている。2009年に公開された全世代スポーツクラシックも同様の仕様だったため、これが992世代限定の新型スポーツクラシック開発車両である可能性が高い。
2009年のスポーツクラシックでは、3.8L水平対向6気筒エンジンを搭載、最高出力は408ps、最大トルク420Nmを発揮したが、新型では470ps程度まで向上する可能性もありそうだ。
スポーツクラシックの開発が順調に進めば、ワールドプレミアは2021年内に行われ、限定生産されることが濃厚だ。