EVパワーユニットには77kWhバッテリーに204psを発揮する電気モーターを搭載
VW傘下であり、スペインを拠点とするセアトの高性能ブランド、「クプラ」が開発中の『エルボーンEV』最新プロトタイプをカメラが捉えた。
クプラ エルボーンは、VWのEV『ID.3』と「MEB」プラットフォームを共有、兄弟モデルであるとともに、ジュネーブモーターショー2019で世界初公開された『エルボーンコンセプト』の市販型となる。
厳冬のスウェーデンでキャッチした開発車両は、相変わらず厳重なカモフラージュがほどこされているが、テストドライバーではなく、4人のジャーナリストが搭乗、発売へ向けてテストドライブが行われている様子だ。
EVパワーユニットは、VW「ID.3」より強力な77kWhバッテリーを搭載、1回の充電で最大航続500km(310マイル)、204psを発揮する電気モーターを積み、0-100km/h加速7.5秒で駆け抜ける。
またVWグループで唯一「DCCスポーツ」(ダイナミックシャーシコントロールスポーツ)を搭載、これは「優れたレベルのドライビングダイナミクス」を提供するように設計されたアダプティブサスペンションだ。
クプラ エルボーンEVはフォルクスワーゲンのツヴィッカウ工場でID.3と生産され、今夏ヨーロッパで発売予定となっている。