コックピットには第8世代の「iDrive」インフォテイメントを採用か?
BMWが現在開発を進めるフラッグシップ・4ドアセダン、『7シリーズ』最新のプロトタイプをカメラが捉えた。
ニュルで捉えたテスト車両は、ボディをフルカモフラージュ。しかしいくつかの注目すべき点が見られる。フロントフェンダーには、カメラが組み込まれた小さなウィングレットを初装着。その後ろには「iX」で最初に見られた新開発のドアハンドルを装備している。
後部ではプレースホルダーのLEDテールライトが見てとれるほか、コンパクトなスポイラー、「M760i」に似たクワッドエキゾーストパイプが配置されている。フロントエンドでは、1990年代の8シリーズを思い起こさせる「ローマウントヘッドライト」、2013年ピニンファリーナによってデザインされた「グランルッソ」コンセプトを彷彿させるシャープなノーズデザインを採用、巨大化されないキドニーグリル、カメラや自律型キットが確認できる。常に新しいテクノロジーを搭載してきた歴代モデル同様、次世代型でもブラインドスポットモニタリングシステムや半自動運転システムなどを搭載するはずだ。
わずかに捉えたコックピットには、第8世代の「iDrive」インフォテイメントを備え、「iX」から継承されるデュアルスクリーンセットアップを装備しているように見える。
次世代型ラインアップは、「735d」、「740i」、「745e」、そして「M750e」。新シリーズのi7ファミリーは「i740i」、「i750i」、そして頂点には最高出力650psとも噂される「i7 M60」が設定されるようだ。i7 M60では少なくとも2つの電気モーターを搭載、1回の充電による後続は400マイル(644km)を超えると思われる。またRWDのi735dとi740を除いてファミリーすべてのモデルは全輪駆動「xDrive」を搭載する。
BMWは1986年に発売された「E32型」第2世代以降、すべてのモデルにV型12気筒エンジンを搭載してきたが、ついに終焉を迎えることになりそうだ。かありに顧客は「i7 M60」へ移行することになるだろう。7シリーズ新型とi7はほぼ同時に公開が期待されており、最速で2021年内、遅くとも2022年初めにはワールドプレミアが予想される。