F1世界選手権はじめの10年
フォーミュラ1世界選手権の歴史を10年ごとに分け、当時出場した全チームとマシンを各年で徹底紹介する個性派資料集シリーズの創世記に当たる1950年代版です。第二次大戦後に世界選手権としてスタートしたF1は、アルファロメオ、フェラーリ、マセラティなど、ヨーロッパ選手権時代から優勢だったイタリア勢中心に進むが、ヴァンウォールやクーパー、ロータスら英国からの挑戦者たちが持ち前のイノベーター精神を発揮し、やがて中心へと伸し上がる。本書はシリーズ全戦のレース展開まで追わないものの、シーズン毎の概要とリザルトデータを見開きページで掲載。チームごとに用意された解説から、シーズン中のエピソードが追えるよう工夫。全エントラントに光を当て、当時多勢を占めたマイナーなプライベーターチーム達を隅々まで拾い上げた結果、語られざる当時の真実を知ることになる。ドライバーではファンジオ、マシンでは2年だけ復活したメルセデスなど、眩いばかりのヒーロー達の活躍も要注目である。
Formula 1 Car By Car 1950-59
11,000円 (税込)
著者など:Peter Higham(著)
出版社:EVRO PUBLISHING
ハードカバー/W242×H287/モノクロ・カラー/304P/英語
問い合わせ先:代官山 蔦屋書店
公式サイト:https://store.tsite.jp/daikanyama/
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