新時代のマセラティを象徴するスーパースポーツ
マセラティ ジャパンは1月27日、新型スーパースポーツカーMC20の日本でのデリバリーを開始した。
MC20は、一目で分かる独自のスタイルと、驚異的なエアロダイナミクス効果を備えた、マセラティの新時代の先陣を切る新型スーパースポーツカーである。2020年9月にモデナ、東京、ニューヨークの3都市で行われた同時発表後、昨年の日本国内でのシェイクダウンを経て、デリバリーを待つばかりとなっていた。
なめらかな流線形とアグレッシブさを持ち合わせた容姿の下には、F1 由来のプレチャンバーを始めとする先端技術を結集した100%マセラティ製のV6エンジン「ネットゥーノ」を搭載。最高出力630ps、最大トルク730Nmを誇り、0-100km/h 加速は2.9 秒以下、最高速度時速325Km以上を実現している。
車名の「MC」はマセラティ コルセ(コルセはイタリア語でレースを意味)の頭文字、そして「20」は、このモデルの発表とレース復帰宣言を行った年――2020年から名づけられている。このネーミング方法も、1926年に初めてマセラティバッジが与えられたTipo 26 、ユニークかつ革新的なシャーシ構造を採用したバードケージTipo 61 、そしてチャンピオンシップで勝利したMC12のマセラティの歴史的な3モデルにちなんだものであり、ネーミングからデザインに至るまで、マセラティの伝統を継承するモデルと言えるだろう。