祝・150周年! 記念コインや切手の発行など、国を挙げてピレリの周年をお祝い
ピレリは、2022年1月28日(金)にイタリア ミラノにある市立劇場「ピッコロシアター」において、創立150周年を祝う「Pirelli 150 Years Celebration」を開催した。同日より新たな広告キャンペーンをスタート。新しいエディトリアルやデジタルプロジェクト、切手や3種類の記念コインの発行など、さまざまな取り組みを実施するという。
さらに150周年を記念して新たにロゴが作られ、2021年11月、ブライアン・アダムス撮影による2022年ピレリカレンダーが紹介された際、同時に発表された。このロゴは先日開催された「モンテカルロラリー」でも使用され、サーキットのオープニングラップを完走した車両に装飾。このほか、ワールドスキー・カップやサッカーのインテル対ヴェネツィア戦でも、選手のユニフォームに描かれるなど、ピレリのスポンサーシップによって年間を通じて展開する予定だ。
さらに150周年の記念コイン3枚と切手のセット発行においては、イタリア経済財政省、造幣局、印刷所から「Eccellenza Italiane 」シリーズの一環として、ピレリ・グループに捧げられた金銀3枚セットの記念コインを含む、新たな切手コレクションを発行するという。さらに2022年1月28日付で、ピレリに捧げる新しい切手も発行された。
ピッコロ・テアトロのステージではこの日、5つの大型スクリーンで構成されたセットの中で4人の俳優が、1872年1月28日にジョバンニ・バティスタ・ピレリによって始まったピレリの旅、ここから始まったピレリの歴史を語った。1990年代のダンロップやコンチネンタルとの合併の失敗、2000年代初頭からテレコム・イタリアを通じて進めていた通信事業におけるネットワークとコンテンツの統合計画の頓挫など、これまでの幾多の弊害や危機を乗り越え、コアビジネスから再スタートしたことで、同社がタイヤにフォーカスすることになった現在までをまとめた。
これら、150年にわたるピレリの世界をデジタルストーリーとして「旅」することができる革新的なウェブサイトが制作された。「製品・研究開発」「サステイナビリティ」「スポーツ」「アート&カルチャー」の4つのバーチャルルームでは、過去と現在の製品、サステイナビリティへの取り組み、スポーツ競技への参加、ピレリカレンダーに始まるアートやカルチャーへの取り組みが3D環境で紹介され、その世界に入り込むことができる。