年内に18モデルの電動車ラインアップが揃う予定
ステランティス N.V.の日本における輸入販売子会社であるFCAジャパン株式会社とグループPSAジャパン株式会社が2022年3月1日付で両社の事業を統合し、新たに「Stellantis(ステランティス)ジャパン株式会社」として発足、本社にて記者会見を行った。
2021年1月16日にモビリティテック企業として誕生したステランティス N.V.は、目下、世界各国で現地販売子会社の統合を行っており、Stellantisジャパン設立はその一環となる。ステランティス ジャパン本社を東京都港区三田に置き、引き続きポンタス・ヘグストロム氏が、統合された事業を代表取締役 兼 最高経営責任者(CEO)として率いる。
これによって、アバルト、アルファ ロメオ、シトロエン、DSオートモビル、フィアット、フィアット プロフェッショナル、ジープ、プジョーの8ブランドがひとつの組織として統合されることになる。
今回の統合にあたりポンタス・ヘグストロム氏は「Stellantisジャパンを率いて、モビリティの新時代を切り拓いていくことに大きな意気込みを感じています。ステランティス N.V.は、約一年前に革新的で持続可能なモビリティの未来を形作るために設立されました。ステランティス ジャパンは2つの販売子会社の力を結集し、全ての人々にクリーンでコネクテッド、そして安全で自由なモビリティソリューションを手の届く価格で お届けしてまいります。ステランティス ジャパンのディーラーネットワークは全国337拠点、107社のパートナー企業により運営されており、36モデルを95のバリエーションで日本の消費者にお届けしています。このうち電動車はPHEVの6モデルとBEVの4モデルの10モデルです。今年は新たにBEVを1モデルとPHEVを7モデル、ジープ、プジョー、シトロエン、フィアット、DSオートモビルから導入し、年内に18モデルの電動車ラインアップを揃え、電動化の未来を切り拓いてまいります」とコメント。
既存の電動車モデルに加えて、今後追加される9モデルについても触れられた。本社ビルエントランスには新型フィアット500eCをはじめとした各ブランドのアイコニックな車種が並び、新たな門出を祝っていた。
今後追加予定の電動車:9モデル
PHEV(7モデル)
・ジープ・グランドチェロキーで1モデル
・ジープ・ラングラーで1モデル
・プジョー308シリーズで2モデル
・シトロエンC5Xシリーズで1モデル
・DSオートモビルDS9シリーズで1モデル
・DSオートモビルDS4シリーズで1モデル
BEV(2モデル)
・フィアット500e
・フィアット500eC