パワートレインはPHEVを含め多彩なラインアップを展開
アウディが開発中の新型クロスオーバーSUV『Q9』(仮称)、市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
豪雪のフィンランド ラップランドで撮影されたプロトタイプは、カモフラージュが徐々に削ぎ落とされ、フロントエンドでは、大部分が覆いかぶされていたカバーが削除、LEDデイタイムランニングライトのグラフィックスが一部見えているほか、巨大なメッシュグリルも露出している。Q8と比較してグリルはボンネットに近くないが、カモフラージュが外された時のデザインが注目される。また後部ではテールライトの内部照明デザインが初めて確認できる。
市販型アーキテクチャでは「MLB」ではなく、VW「アトラス」で使用されている「MQB」プラットフォームのアップデートバージョンを採用すると予想されており、Q8より広い居住空間を提供してくれる。ボディサイズは、全長5200mmと思われ、2019年にモデルチェンジされた第2世代『Q7』の全長5063mmよりもかなり長くなるのは濃厚だろう。
パワートレインは、最高出力235psを発揮する2.0L直列4気筒ターボチャージャーエンジン、最高出力276psを発揮する3.6L V型6気筒エンジン、V型8気筒エンジンやプラグインハイブリッドなど幅広いラインアップが展開されそうだ。
注目の車名だが、「Q9」を筆頭に、「Q7L」や「Q8L」など様々な噂があり現段階では不明だ。また販売地域は中国専売とも噂されるが、北米、欧州に導入される可能性も残されている。
アウディQシリーズ最大クロスオーバーのワールドプレミアは、2022年内と予想される。