メルセデスAMG GLA系の追撃を開始!
BMWは現在、最小クロスオーバーSUV『X1』次期型を開発中だが、その高性能モデル『X1 M35i』市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
初代X1は2009年にSUVシリーズのエントリーモデルとして誕生、第2世代となる現行型は2015年に発売されており、これが7年ぶりのフルモデルチェンジとなる。「M」シリーズには、スポーツ仕様の「Mスポーツ」。ハイスペックの「Mパフォーマンス」、そして最高レベルのピュア「M」が存在。X1にはこれまで「Mスポーツ」が設定されていたが、高性能「Mパフォーマンス」は初設定となる。
厳冬のフィンランド・ラップランドで捉えたプロトタイプは、多くの偽装によりディテールは不明だが、注目は後部排気口だ。直列4気筒のコンパクトモデルながらクワッドエキゾーストパイプを装備、すでに前輪駆動ベースのアウディ「S3」やメルセデスAMG「45」も、直4ながらクワッドエキゾーストパイプを持っているが、以外にもBMWとってMパフォーマンス初のエキゾーストシステムとなる。
市販型では、「UKL/FAAR」プラットフォームの進化バージョンを採用。足回りには強化ブレーキや19インチ大型ホイール、スポーティなフロント&リアバンパー、サイドシルエクステンション、ボディ同色フェンダー、より際立つリアスポイラーなどアグレッシブなボディキットを装備する。
キャビン内では、「iDrvie8」を備えるカーブディスプレイ、スサポート力が向上したシート、スポーツステアリングホイールなど、「2シリーズ アクティブツアラー」と共有するコックピットレイアウトが見られるだろう。
パワートレインは、2.0L直列4気筒ツインターボエンジンを搭載、標準でxDriveAWDシステムを装備し、8速オートマチックトランスミッションと組み合わされる。同エンジンは「M135iハッチバック」、「M235iグランクーペ」、及び「X2 M35i」なども搭載、その最高出力は306ps、最大トルク450Nmを発揮するが、X1 M35iでは、パワーとトルクを強化、最大355psを超えるとも噂されており、メルセデスAMG「GLA35」と「GLA45」の間に位置することになりそうだ。
X1とMパフォーマンスは、2022年内にデビュー予定で、ドイツのレーゲンスブルク工場で生産が開始される。