毎月の受注が生産枠を上回る
ランボルギーニは2022年第1四半期の世界販売台数が2,539台に達し、同期としては過去最高を記録したと発表した。2021年同期比で5%、2020年同期比で31%の増加となる。2021年の記録的な年間販売台数(8,405台)、売上高(19.5億ユーロ)、利益率(20.2%)の流れに続く記録だとしている。
アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOは次のようにコメントした。「グローバルな規模で新しい挑戦をもたらす年に、堅調なスタートを切ることができました。非常に痛ましく、あらゆる予測も困難な地政学的情勢により、先行きは不透明ですが、私たちは世界市場で並外れた訴求力を発揮しています。毎月の受注は生産枠を上回っており、現在、12カ月分の生産枠が十分に埋まるだけの受注があります。また、2023年にはV12ハイブリッドモデルの発表で電動化に向かいますが、残り1年足らずでランボルギーニの物語を新たな段階に進める準備も進行中です」
第1四半期の販売台数は、EMEA(欧州・中東・アフリカ、40%)、米州(32%)、アジア太平洋(28%)と3つの主要地域の間でバランスのよい分布が見られており、営業を停止しているロシアを除き全ての国で数字が伸びているとのこと。
全体のうち約半数はスーパーSUV・ウルスで、残り半数がスポーツカーのウラカンと、生産終了が近づくV12モデルのアヴェンタドールだという。ウルスとウラカンの両方で前年第1四半期と同様の伸びが見られ、それぞれの世界販売台数は1,547台と844台に達したとのことだが、今年もV10モデルの人気は堅調で、4月12日に発表した最新モデル、ウラカン・テクニカの登場により、さらに訴求力を高めたとしている。
今年後半には、ウルスの新モデル2種とウラカンの新モデル1種という3つの新型車発表を予定しているという。