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「BMW X1」が待望のモデルチェンジで3代目に進化!フルEVから内燃機関オンリーまで幅広くラインナップ

持続可能性と最先端のデジタル化を実現

BMWは、コンパクトクロスオーバーSUV「X1」の新型モデルを発表した。第3世代となる新型X1は、よりシャープなデザイン、全面的な持続可能性、最先端のデジタル化を備えたモデルだという。 BMWでは、全電動システムによるコンパクトなSAV(BMWにおけるSUVの呼称)は、新型X1という形で初めて実現したしている。市場投入は今年10月に開始されるが、完全電動モデルのiX1 xDrive30と2種のプラグインハイブリッド車は、少々間を置いて11月にラインナップに加わる予定だ。

  • キドニーグリルが控えめながらも力強いエクステリア
    力強いプロポーションと堅牢性を表現したスタイリングは、BMW Xファミリーのアイデンティティを明確に示すものと言える。 新モデルのディメンションは、全長4,500mm(先代より+53mm)、全幅1,845mm(+24mm)、全高1,642mm(+44mm)。ホイールベースも22mm長くなり、トレッドは前後とも31mm拡大され、広々とした快適性と乗り心地に繋がっているようだ。空気抵抗係数は0.26を実現、最適化された空力特性は効率性や航続距離、音響の快適性を向上させたという。

    直立したフロントエンドには、大きく、ほぼ正方形のキドニーグリルと、細長いオールLEDヘッドライトが備わる。ダイナミックに伸びたシルエットのもと、力強く彫刻されたホイールアーチや埋め込み式ドアハンドル、ロングなルーフスポイラーがサイドビューを構成、彫りの深い造形とスリムな窓、細いLEDライトを備えた広いリアエンドに繋がっている。

    • 大幅に装備を拡充したインテリア
    • デジタル化 に重点を置いたモダンなインテリアは、BMW iXのスタイルを取り入れたもの。BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントによる音声制御やBMWカーブド・ディスプレイ(10.25インチのインストルメントクラスターと10.7インチのタッチスクリーン・コントロールディスプレイからなる)などにより、スイッチ数を大幅に削減したという。細身のインストルメントパネル、新しく設計されたギアセレクターレバー用の統合コントロールパネル、オーディオシステムのボリュームコントロール、その他の機能ボタンを備えた「フローティング」アームレストなどのほか、センターコンソール下部には新たにスマートフォントレイを設けており、ワイヤレス充電が可能だ。
      • 車内は5名の乗員のためのスペースがたっぷりと確保されており、さまざまな用途が可能だという。ラゲッジルームは540Lから最大1,600Lまで拡張が可能(iX1とPHEVの2車種では490〜1,495L)。後席シートバックは40:20:40で分割/折りたたみが可能(標準)で、オプションとして傾斜角度の調整もできる。リアシートの座面は、最大13cm前後にスライド(ガソリン車およびディーゼル車のみ)。
    • 座席は着座位置が高くなり、長距離の快適性が著しく向上したという。 新開発のマルチアジャスタブルシートは、センサテックレザー(パーフォレーテッド)または「Vernasca」レザーで注文が可能(オプション)。 ガッチリと補強され大きなショルダーエリアを持つスポーツシートやメモリ機能付き電動シート調整、ランバーサポート、マッサージ機能などもオプションで設定されている 。

    標準仕様は、先代と比べて大幅に装備を拡張しており、同クラスでの比較としても非常に広範なものだという。2ゾーンのフルオートマチック空調、スポーツレザーステアリングホイール、ナビゲーションシステム、前面衝突警告、リバーシングアシストカメラを含む駐車アシスタントなどを装備。ハイクオリティなオプションとして、アンビエント照明、パノラマガラスサンルーフ、ハーマンカードンのサウンド システムなども用意される。

  • ラインナップとそれぞれのスペック
  • BEVであるiX1 xDrive30は、フロントとリアそれぞれのアクスルに配置された各1基の電気モーターを介して4輪を駆動。システム最大出力230kW/313hpの高度に統合されたドライブユニットにより、排出物ゼロのドライビングプレジャーを提供するという。航続距離413~438km(WLTPモード)、複合充電ユニットにより最大22kWのAC充電、あるいは最大130kWのDC充電が可能。適応回生機能と最新の充電ソフトウェアを持ち、DC充電の準備としてバッテリを温める機能(手動)も備わる。
  • PHEV(プラグインハイブリッド)は、前輪を駆動する直列3気筒ガソリンエンジンと、後輪を駆動する電気モーターの組み合わせで、2種類が用意されている。エンジンはどちらも1.5Lだが、出力136hpと150hpのものがあり、136hpエンジン+80kW(109hp)モーターの組み合わせ(システム出力180kW/245hp)となるX1 xDrive25eと、150hpエンジン+130 kW(177hp)モーターの組み合わせ(システム 出力240キロkW/326hp)となるX1 xDrive30eのふたつがそれだ。ここまでに述べた3モデルは、市場投入からひと足遅れて11月発売予定となる。

    MHEV(マイルドハイブリッド)はガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類が用意されている。ガソリンエンジン搭載のX1 xDrive23iは、直列4気筒2LのBMWツインパワーターボ(204hp)に電気モーター(14kW/19hp)の組み合わせで、システム出力160kW/218hp。ディーゼルエンジン搭載のX1 xDrive 23dは、直列4気筒2LのBMWツインパワーターボ(197hp)に同じく14kWモーターの組み合わせで、システム出力155kW/211hp。

この他、ガソリンエンジンのみ(直列3気筒1.5L/136hp)を搭載したX1 sDrive18iと、ディーゼルエンジンのみ(直列4気筒2L/150hp)を搭載したX1 sDrive18dがある。なお、全電動モデルであるiX1 xDrive30を除く6モデルは、いずれもダブルクラッチ付き7速ステプトロニックトランスミッションを採用している。

また、足周りはBMWならではのスポーツ性能と、大幅にアップグレードされたシャシーテクノロジー、チューニングにより、魅力的な乗り心地を実現したとのこと。 ニアアクチュエータ・ホイールスリップ・リミテーションを標準装備し、敏捷性や安定性を強化。 さらに、減衰力を自動調整するSFDやスポーツステアリングを組み込んだアダプティブMサスペンションもオプションで指定可能だ。インテグレーテッド・ブレーキシステムはペダルフィールを最適化し、運転支援システムからのブレーキ要求に応答する。

自動運転や駐車のための多種多様なシステム
新型BMW X1の技術進歩は、自動運転および駐車システムの多様性においても明らかだという。ブレーキ機能付きクルーズコントロールや、左折・右折時の対向車検知、右折時の歩行者・サイクリスト検知も可能。リバーシングアシストカムラとリバーシングアシスタントを含むパーキングアシスタントも標準装備される。

オプションとしては、ステアリングとレーンコントロール・アシスタント、Stop&Go機能付きアクティブクルーズコントロール、アクティブナビゲーション、出口警告機能、 BMWヘッドアップディスプレイ、サラウンドビュー、リモート30ビュー、BMWドライブレコーダー、リモート・セフトレコーダー機能が含まれる。リモートソフトウェアアップグレード機能では、新しい機能を追加することもできるという(可用性は車両に取り付けられたハードウェアと市場の状況によって変化する)。

LE VOLANT web編集部

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