無限大の可能性を持つビスポークモデル
ベントレーのビスポーク部門であるマリナーは、8月21日、ニューモデル「バトゥール」を世界初公開する予定だ。バトゥールは、マリナーが製作する、ハンドクラフトで無限にカスタマイズ可能である特別なグランドツアラー。12台が製造されたバルケッタデザインのバカラルの後継モデルであるが、同時にそれ以上の存在となるモデルだという。
デザインディレクターのアンドレアス・ミント指揮の下、過去の名作を再解釈し、コントラストを強調したすっきりとした新しいフォルムが仕上げられており、ベントレーの全く新しいデザイン言語の提案となっているとのこと。これは、2025年発売予定の、同社のバッテリー電気自動車(BEV)を示唆するものでもあるという。バカラル同様、バトゥールは美しい自然の水辺にちなんだネーミング――バトゥール湖は、インドネシア・バリ島のキンタマーニにあるクレーター湖(水深88m、面積16平方キロメートル)――だ。またバカラル同様、全ての表面と部品の色、仕上げを指定することができ、その仕様は無限大であるという。素材の選択肢には、持続可能な天然繊維複合材料、低CO2レザー、さらには3Dプリントされた18Kゴールドも含まれる。
バトゥールは、ベントレーの象徴たるW12エンジンのメモリアルモデルともなる存在であり、そのパワーとトルクを過去最大のものとすべく改良が施されているとのこと。世界で最も持続可能なラグジュアリーモビリティ企業を目指し、「ビヨンド100」と呼ばれる戦略の実現に邁進しているベントレーにとって、W12エンジンはその終焉を迎えようとする存在だが、バトゥールによってその活躍はまだ続きそうだ。
このベントレー・マリナー・バトゥールは、モントレー・カー・ウィークで、8月21日(日) 4:00 BST(英国夏時間) 12:00(日本時間)に全世界公開の予定となっている。
ベントレー公式サイト