フルデジタルのインパネに大型タッチディスプレイを装備
ジープは現在、名もないブランド最小の新型SUVを開発中だが、最新プロトタイプを捉えるとともに、そのコックピットをスクープサイト「Spyder7」のカメラが激写した。
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プロトタイプは、カモフラージュが厳重のためデザインディテールは不明だが、流行のデュアルヘッドライトが採用されていることがわかるほか、後部では排気管を装備しているため、このプロトタイプが燃焼動力モデルだと判断できる。
激写した内部では、フルデジタルインストルメントクラスターや、フィアット「500e」に似た10.25インチの大型自立式インフォテイメントタッチスクリーンを装備、その下には全幅のエアベント、ダッシュボードの半分以上を覆う大きなトレイなどが見てとれる。また金属製ギアシフターはマニュアルジープであることを示している。
このまだ名前が付けられていないジープは、後にデビューするSTLAスモールプラットフォームではなく、一連のStellantis モデルで既に使用されている 「CMP/eCMP」アーキテクチャに乗る予定だ。またジープは、ICEおよびEV パワートレインを備えたFWD専用のフレーバーを提供すると思われる。
フルエレクトリックバージョンでは、最高出力136psを発揮するフロントマウントのシングルモーターと50kWhのバッテリーを搭載する可能性が高い。燃焼系モデルでは、PSAの1.2L PureTech ガソリンエンジンが期待されており、ディーゼル バージョンも提供される可能性が高い。そちらは 1.5LのHDi エンジンを搭載し、どちらも6速マニュアルまたは8速オートマチックトランスミッションのいずれかが組み合わされる。
ボディサイズはレネゲードより小さく、全長4.10〜4.15mになることが分かっている。ベイビーレネゲードのワールドプレミアは、最速で2022年となっており、アルファロメオやフィアットでも、それぞれのブランド顧客層向けに、このモデルのバージョンを開発していると思われる。